遠藤雷太のうろうろブログ

何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。

橋本一監督『桜姫』(2013年)

2016-02-18 23:14:16 | NETFLIX/PrimeVideo/UNEXT/Apple TVで観た

 

桜姫 [DVD]
クリエーター情報なし
SDP

2016/2/18

桜のように美しい姫が、かつて自分を犯した男に逢うために女郎にまで身を落とす話。

鶴屋南北の『桜姫東文章』が原作の格調の高い話なのかと思ったら、これがもう信じられないほどうすっぺらい。

とんねるずの番組でよく聞くようなSE(今もそうなのかな)がガンガン入り、ちょっと端役になると衣装もそのへんで借りてきたようなものばかり。配役も雑。

いつの時代の映画だと思ったら、2013年。

なんで今頃こんなバブルの勢いだけで作っちゃったような映画ができたんだろう。

ボディコン、ワンレンなみの絶滅危惧種映画。むしろ保護しなきゃ。

井口昇監督のような計算されたものというより不本意なものだったのではないかと思う。

時代劇なのに女郎の夢に現代の情景が差し込まれたり色々壊れているので、作り手が病んでいる可能性はある。

それでも、日南響子の美しい桜姫ぶりと、麻美ゆまの体の張りっぷり、でんでんのデュラハン和尚ぶりなど意外と見所はある。

あとは、話がおもしろければよかったんだけど。

※今のところ、意図的にチープにしていない(単なる失敗作)→意図的にチープにしている→チープにしようとして失敗している→チープにするもりはなかったけどいろんなアクシデントが重なってああするしかなかった可能性…という感じで判断が揺れております。2/19追記
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