2019/11/30
・イチロー先生の42年間の演劇部顧問生活で、特に印象的な出来事を振り返る話。
・師匠筋にあたるニジコ先生との出会いと別れ、高文連でのハプニング、とにかく本が書けず苦しむこと。
・教文小ホールのサイズにも負けない、30名を超える演者たちがPatosでも役を変え時間を越え次々と現れる。退屈するヒマがない。
・高文連でも見ている作品。最初の「緞帳Q」の言い方が好きで、気分的にはそれをもう一度聞きに行く感じ。
・ちょっと考えれば当たり前なんだけど、パトスには緞帳がないので「音響Q」に変わっていた。残念。
・やや馴れ馴れしい、そして、とにかく聞き心地のよい語り手は、相変わらずの安定感。
・初見の楽しさもあるけど、話の理解で精いっぱいになってしまうことがある。一回見ていると、あらかじめ構成や好きなシーンがわかっているので、ペース配分して楽しむことができる。
・ニジコ先生の最初の怒鳴りっぷりも「待ってました!」と一声かけたくなる。
・「焼きナス!」も的確過ぎて、このあと校長(教頭?)が焼きナスにしか見えなくなる。
・ジョニー、好きなのでもうちょっと見たかった。
・生徒というより先生側の話なので、高文連の作品としては少し違和感あったけど、TGRなら気にならない。むしろ、高文連よりTGRに照準をあわせた感じすらする。
・台本全然できてないのに、全部人任せにしてのんきに踊っていられる強心臓ぶりはすごい。
・大人の役がちゃんと大人に見える。ニジコ先生はもちろん、イチロー先生、加藤先生、るみるみ。
・特にイチロー先生と加藤先生は、年月の経過もちゃんと役に落とし込んでいる。普段から、くたびれた先生の振る舞いをたくさん研究していることが容易に想像できる。
・嬉しくないかもだけど、るみるみは三十前後のやや面白いローカルタレントにしか見えない。役作り完璧。
・カーテンコールのイチロー先生。役が抜けず、「先生」として話しているように見えた。なので、台本なんかないだろうに、とても聞きやすい。
・演じることで、演じてないときの立ち振る舞いにフィードバックされているのもおもしろいところだった。
(2019/11/26 19:00の回)
■CAST
イチロー:高田竜弘
若村虹子:上村亜未
石原悦子:淺利沙智伽
部員イ:荒井ゆかり
部員ロ:橋本和奏
部員ハ:原田瑠々
部員二:本谷将
教頭:山田俊輝
女子高生1:松井美久理
女子高生2:亀山愛香
部長2:荒井ゆかり
部長3:藤原由衣
明菜・愛音:榎本愛音
スケバンA:鈴木佳代
スケバンB:米澤舞桜
ゆかこ先輩:郷由佳子
部員C:荒井ゆかり
部員D:橋本和奏
部員E:原田瑠々
部員F:本谷将
校長・会館スタッフ:山田俊輝
アナウンス:淺利沙智伽
ほのか:小口穂香
ルミルミ:藤原由衣
部員1:坂田紋菜
部員2:渡部蓮
部員3:島田悟朗
部員4:中島颯太
ディレクター:長嶋悠紀
カメラマン:石川倫太郎
加藤先生:加藤郁也
ストーリーテラー:菅原花奈
■STAFF
演出:高田竜弘 上村亜未 坂田紋菜
舞台監督:郷由佳子 加藤郁也 藤原由衣 小口穂香 秋葉孔輔
制作:榎本愛音 淺利沙智伽 石川倫太郎 橋本和奏 荒井ゆかり 松井美久理
音響:後藤涼海 野口卓治 山田俊輝
照明:小田雅貴 大越遥香
装置:本谷将 山田佳輝 永島悠紀 渡部蓮 原田瑠々
衣装メイク:鈴木佳代 菅原花奈 亀山愛香 米澤舞桜 中島颯太
作:なかねゆうすけ
※当日パンフ参照(なにぶん手入力なもので誤りがあればご指摘ください)
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