先日、ある外国人にもアポスタシーの事について尋ねてみました。
スペイン人のビジネスマンでした。もともとカトリックで、教会には小さい頃に行っていたらしいです。
この言葉は、思想から脱落する(主に宗教思想から)という事、“背教"でした。それ以外の意味は存在しないという事でした。
「アメリカで人気なrapture説について耳にしたことありませんか?」と尋ねてみましたが、「全く耳にしたことがない。トム・ハンクスは知ってるけど、レフト・ビハインドという映画も聞いたことがない」と。
確かに、ヨーロッパに素晴らしい映画がたくさんあります。ヨーロッパ人は、日本人のようにハリウッド映画で育ってないから、知らないでしょうね。
彼の説明はこうでした。
「その説が人気なのは判ります。大勢の人が信じるのは想像できます。どう考えても、艱難前にいなくなるのは楽ですよね。とってもtempting な説ですよね。誰でも飛びつきたくなるオイシイ話ですよ。でも、そういう説は何かしらの裏があるんですよ。ヨーロッパの歴史でも、そういうカルト思想に騙されたケースが沢山ありますよ。ヨーロッパ人は長い歴史の中で、学習済みだから、新セオリーや新興宗教に安易に飛びつきませんよ。有名なのは、1000年(999年)に再臨があると宣言した神父がいて、それでヨーロッパじゅうが再臨がその年に起こる事を信じ大騒ぎになり、土地・所有物・家畜を二束三文の金額で売り払ってしまいました。実は、その説を利用して大儲けした悪い奴らも、いたんですよ。今まで、新しいセオリーを打ち出したり、新しい流れを作った教祖は有名になってますよね。たとえ、アメリカで大勢が信じていたとしても、その説はカルトですよ。あなたが頑張って、その間違いを一生懸命伝えたとしても、カルトに取りつかれた人の心を変えるのは難しいよ・・・まぁ頑張って下さい。good luck 」とキッパリ言われました(;^ω^)💧
キッパリ言われ過ぎましたが、確かにその通りです。キリスト教のカルトであろうと仏教のカルトであろうが会員は多いです。世界中にネットワークや支部を持っています。大勢が信じていたら、カルトではないとは言えません。艱難前携挙、ディスペンセーション思想は、ヨーロッパでは全く眼中にないセオリーのようです。ダービー出身国のアイルランド人が、ダービー説を信じておらず、オカルト城に住んでいた新興宗教教祖みたいに思っています。
また、日本の○○牧師が「最近は欽定訳もアポスタシーをfalling away(脱落=背教) ではなく、departure(終発) と訳しているらしい」と言っていた、という書き込みが拡散されていますが、欽定訳は補助訳としても、そういう訳に改定していません(確認済み)。
また、初代教会が艱難前携挙を信じていたというのも、証拠がありません。証拠が一つも存在しないのに、信じていたと言うのなら証拠を提示すべきです。この説は、19世紀に生まれた新しい説です。ある女性が携挙の夢を見たという話からダービーが魅せられていったのです。
しかし、今回、トランプが再選すると言う夢を見たと米国の何万ものクリスチャンが公言していました。しかし、当選しなかったので、批判されています。
神様から示される夢もあります。ただ、願いが強いと、夢で見てしまう事も多々あります。宝くじに当選した夢、アイドルと結婚する夢なども、願望が強い結果、見てしまうケースが多々だと思います。
昨年の夏ごろから、過ぎ越しの祭り、ラッパの祭り、ハロウィン、イースター、クリスマス、ニューイヤーズイブ、✖月✖日~✖月✖日の期間中に、携挙が起こるという夢を見た人たちの予測を、ずっと追っていましたが、200人近くの夢の予想が全部外れました。こっちは、散々振り回されました。
ですので、自分の願望通りの夢は、想いの強さ故から見てしまう夢である可能性も大だと思います。
彼らはわが民を惑わし、平和がないのに『平和』と言い、また民が塀を築く時、これらの預言者たちは水しっくいをもってこれを塗る。エゼキエル13:10
聖書を読む時に、聖霊が導かれます。既に艱難時代前携挙の先入観を持って聖書を読むと、そうだと想い込むのです。人間の解説を聞く前に、聖霊を与えて下さる神様に祈って聖書を素直に聖霊の導きで読んでみて下さい。
艱難前携挙と再臨時の携挙が2回あるのでしょうか?死人の復活が2回あるのでしょうか?最後のラッパが2回なるのでしょうか?
艱難前に携挙が起こっていなくなるクリスチャンに対し、反キリストの出現や特徴、獣の印を絶対受けてはならないという警告の手紙を書く必要はあるのでしょうか?
大学に進学する高校卒業生に、今後7年の間、卒業した高校に起こりうる事柄について、長い手紙を書き送りますか?もう、その高校に通う事はない人たちなんですよ。
神様が、誰宛てにこの書を残されたのか、もう一度、読み直してみて下さい。
そして、大きな患難をとおってきた人たち とは、誰でしょうか? レフトビハインドされた人たちの大勢が、今までなかったほどの殉教に耐え抜けると思われますか?
長老たちのひとりが、わたしにむかって言った、「この白い衣を身にまとっている人々は、だれか。また、どこからきたのか」。
わたしは彼に答えた、「わたしの主よ、それはあなたがご存じです」。すると、彼はわたしに言った、「彼らは大きな患難をとおってきた人たちであって、その衣を小羊の血で洗い、それを白くしたのである。
それだから彼らは、神の御座の前におり、昼も夜もその聖所で神に仕えているのである。御座にいますかたは、彼らの上に幕屋を張って共に住まわれるであろう。
彼らは、もはや飢えることがなく、かわくこともない。太陽も炎暑も、彼らを侵すことはない。
御座の正面にいます小羊は彼らの牧者となって、いのちの水の泉に導いて下さるであろう。また神は、彼らの目から涙をことごとくぬぐいとって下さるであろう」。黙示録7:13-17