交通法規については、自動車右側通行で日本と反対のほかはそんなに違ったところはなくて、一時停止とか駐車禁止だとか、標識は日本ほどデカくないですが言ってる事はほぼ同じです。都市部だと高速とか下り坂とかにパトカーがライトを消して止まっていて、うっかり出しすぎると捕まっちゃうところまで一緒。
大きく違うところの一つが、まっ黄色のスクールバスです。これは、とくに子供を保護する立場が日本と比べて明確なので、どこの学校もスクールバスを持つか業者委託して、児童・生徒を送迎しています。で、そのスクールバスは目立つように黄色と決まっていて、さらに上部の目立つ位置に赤と黄のランプがついています。これは、スクールバスが子供を乗り降りさせるときに点滅させるものです。遠くからでもけっこう目立つ。乗降のための停止予告が黄色、乗降中は赤です。
その、赤色ライトが点滅しているスクールバスが停車している場合、自動車は追い越しはおろかすれ違うこともできません。つまり、対向車線も含め全員停車しなければなりません。たいていのスクールバスは、赤ライト点滅とともにバスの横に一時停止と同じ標識がニョキっと出てくるようになっています。アメリカに来たばかりの駐在の奥さんなどが、知らずに追い越して怒られるケースが時々あるようです。
スクールバスだから家の前まで来てくれるので、たいていは大通りから入った住宅地の路地で止まるのですが、ごくまれに片側2車線の大通りで、道なりの家の前にスクールバスが止まっていることがあるそうで、私は見たことないですが、4車線全部車が止まってしまうそうです。すごいですね。
あと、そういうルールもあるので、スクールバスの運転手の方はよく道を譲ってくれたりします。そういうときはランプが付かないので分かるんですが、バスが止まるとドキッとしてしまいます。