民主党が党の政策で脱原発を打ち出すことが確実になった。しかし、原発推進派に配慮して時期は明記しないことが濃厚になってきた。これは小沢新党にとっては追い風だろう。小沢新党に「2030年の原発比率を3択で国民に意見を聞いておきながら、ゼロが多数を占めてしまって、経産官僚のもくろみ通りの15%にできなかったからといって、時期をうやむやにして見直し条項を設けて、原発推進を温存した」格好の争点を提供してしまうからだ。これでは、200の小選挙区で候補者を擁立するといわれる小沢新党に民主党議員は勝てない。大手マスコミの調査と異なり、ヤフーのみんなの政治サイトの調査では小沢新党の支持率は民主党に肉薄している。