我が国の100%エネルギー自給計画

我が国のエネルギー源を自然エネルギーで100%まかない、純国産エネルギー100%の国づくりを国家100年の計として目指す

東芝倒産が現実味

2017-03-27 12:31:36 | 日記
日経新聞:東芝の原発子会社、28日にも米破産法申請
 これは諸刃の剣だろう。オバマ時代ならいざしらず、相手はどんな切り札を切り出してくるかわからないトランプだからだ。三井住友銀行の「ニクベエ(国重氏)」こと国部頭取は自行の貸し倒れを避けるために、ウエスチングハウス(WH)を倒産させて、債務をはっきりさせることが重要だと考えるようだが、そうは問屋がおろさないのではないか。なにせ、WHの倒産はトランプが最も重視する米国の雇用の点で何万人もを路頭に迷わせる施策である(トランプは何度も倒産させてきてるが、中小企業のおっさんは自分のことは棚に上げて他人を批判するのである)。東芝がWHを倒産させれば、トランプのツイッター攻撃が「貸し手のメガバンクに対する米国追放宣言」に波及してもおかしくない。そうなれば米国のトランプ支持者は熱狂するだろう。ニクベエ氏の全銀協での発言はそこまでの「読み」が入った一手だったのか。事務方の用意した原稿も含め、ラストバンカーの真価が問われそうだ。
 元来、雇用は重要で経営者の最大の使命だった。くしくも26日夜放送のTBSが大広告主のトヨタのためにオールキャストで作った「リーダーズ2」では、トヨタが戦後直後のつぶれそうなときに、香川照之演じる日銀名古屋支店長に「1600人の解雇を条件とする融資」を突き付けられたことに対して豊田喜一郎社長(2代目)が社長辞任と引き換えに苦渋の決断で解雇をのみ、トヨタを存続させた経緯を描いた。
 WHを倒産させれば、トランプ攻撃の返り血を浴びるのは不可避。オバマケアの廃止を通せなかっただけに、日本へ攻撃により、トランプ氏が米国民の批判の矛先をかわすための絶好の標的にしたとしてもおかしくない。そうなれば日本国ももたず、痛み分けで東芝も倒産させ、メガバンクと地銀に泣かせるしかないのではないか。一方、東芝の取引先の共益債権は保護して取引先の中小企業は中小公庫の融資で連鎖倒産は避ける。そのうえで経産省が心配する(原発ルネサンスを焚きつけていながら、マッチポンプだが)「技術流出」を避けるため、倒産後の東芝の半導体(3Dメモリー)事業は国内のスポンサーに買収してもらう。
4年半前に書いた「東芝元社長の岡村日商会頭の原発推進陳情の真意は」でことの本質をつき、現状の東芝の惨状を「予想」してずばり的中した当ブログ執筆者が上記のように分析するのだから、一定の信ぴょう性があると思ってもらっても一分の理はあろう。
 

日経新聞:森友問題、政府説明「納得できず」74% 本社世論調査

2017-03-27 10:26:12 | 日記
日経新聞:森友問題、政府説明「納得できず」74% 本社世論調査
安倍政権寄りの日経新聞でさえ、森友問題で総理の昭恵夫人の証人喚問を求める世論の声を掲載した。一方で、安倍信三首相は62%の高い支持率を維持している。支持率は高いのだから、なんの躊躇することなく、夫人の証人喚問を受け入れて乗り切り、政権基盤を盤石なものに導きべきだ。

照ノ富士は横綱になれる

2017-03-27 01:53:07 | 日記
前日に手負いの稀勢の里を八角親方(元保志、北勝海)理事長は「待った」すべきと書いたが、稀勢の里は強行出場。14日の鶴竜戦は左手が使えない状態であっさり土俵を割ったが、15日の千秋楽では、あっと驚く本割での逆転の突き落とし。優勝決定戦はさすがに無理かと思いきや、びっくりの右からの小手投げで大逆転優勝を遂げた。先代師匠のおしん横綱隆の里に続き、新横綱での感動の優勝を遂げた。
結果オーライであり、これ以上は相撲協会も八角理事長も批判はしない。ただ、稀勢の里も国民が「感動した」の貴乃花と同じく、手負いで強行出場した2日間の代償は避けられないだろう。
それより、評価したいのは照ノ富士である。前日は勝ちにこだわり、右に変わった相撲で琴奨菊の大関復帰を阻み、ブーイングを受けた。ところが、千秋楽は手負いの稀勢の里の左を狙わず、変りもせず、正攻法でのぞんだうえでの堂々の横綱相撲だった。この相撲道の取り組みは、今度は「見えない力」で照ノ富士関を横綱に導くに違いない。今場所は優勝と同然。来場所は仮に12勝どまりだったとしても照ノ富士が優勝すれば、今場所を優勝とみなし、2場所連続優勝に順じ、先場所の負け越しは水にながし、満場一致で横綱に推挙すべきである。すでに照ノ富士横綱の格を備えた心技体がある。