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照ノ富士は横綱になれる

2017-03-27 01:53:07 | 日記
前日に手負いの稀勢の里を八角親方(元保志、北勝海)理事長は「待った」すべきと書いたが、稀勢の里は強行出場。14日の鶴竜戦は左手が使えない状態であっさり土俵を割ったが、15日の千秋楽では、あっと驚く本割での逆転の突き落とし。優勝決定戦はさすがに無理かと思いきや、びっくりの右からの小手投げで大逆転優勝を遂げた。先代師匠のおしん横綱隆の里に続き、新横綱での感動の優勝を遂げた。
結果オーライであり、これ以上は相撲協会も八角理事長も批判はしない。ただ、稀勢の里も国民が「感動した」の貴乃花と同じく、手負いで強行出場した2日間の代償は避けられないだろう。
それより、評価したいのは照ノ富士である。前日は勝ちにこだわり、右に変わった相撲で琴奨菊の大関復帰を阻み、ブーイングを受けた。ところが、千秋楽は手負いの稀勢の里の左を狙わず、変りもせず、正攻法でのぞんだうえでの堂々の横綱相撲だった。この相撲道の取り組みは、今度は「見えない力」で照ノ富士関を横綱に導くに違いない。今場所は優勝と同然。来場所は仮に12勝どまりだったとしても照ノ富士が優勝すれば、今場所を優勝とみなし、2場所連続優勝に順じ、先場所の負け越しは水にながし、満場一致で横綱に推挙すべきである。すでに照ノ富士横綱の格を備えた心技体がある。

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