演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

07/04/15 早朝寄席

2007-04-15 | 早朝寄席
川柳つくし…『女はつらいよ』

柳家さん弥…『二十四孝』

入船亭扇里…『藁人形』

三遊亭金翔…『道具や』


9時過ぎに上野松坂屋前の交差点を、顔が半分隠れるくらいのマスクをかけたつくしさんが歩いていました。
マスクをかけて楽屋入りする芸人さんを良く見かけますが、やはり声や喉を大切にしないといけない仕事なんですね。
開場時の入口につくしさんの姿はなく、やはり女性だけに身だしなみに時間がかかるのかなぁと、余計な詮索。

最初はそのつくしさん。高座が華やかになります。
私が時々書く「~ね、~ね」の語尾が気になりますが、末広亭でのカップルの生態をマクラに、先月の武蔵小山でも聴いた噺が始まります。
現代的な新作だけに客席のウケが心配になりましたが、わりと考えオチが多く大爆笑とまでは行かないまでも反応は上々でした。
今日は短めに16分で切り上げ、太鼓を叩いていたさん弥さんと交代します。

さん弥さん、マクラもなしにいきなり噺に入りましたが、前回の「動物園」とは比べ物にならない上手さ!
もの凄く聴き易く、失礼ながら今日一番のサプライズでした。
あまりの熱演に高座返しはしたもののめくりを忘れ、上座に引っ込んで下手から出てきてめくりをしてました。

続く扇里さんもマクラなし。こちらは初めて聴く噺でしたが、「糠に釘」というサゲのために延々と西念の話を聞かせるという凄い内容でした。
この扇里さんもなかなか味のある噺家さんです。

どこかの密着取材を受けていた金翔さん。
前の2人が聴かせる噺だったためか、トリとしては意外な「道具や」をかけてきました。
おじさんと与太郎の部分はちょっとクドさを感じましたが、いざ与太郎が道具やを始めてからは大いに笑わせてくれました。