07/04/08 早朝寄席

古今亭志ん太…『手紙無筆』

林家彦丸…『紙入れ』

柳家喬四郎…『みんなのお遊戯会』

柳家小権太…『幾代餅』


今日は夜の用事がなければ浅草演芸ホールに一日お篭りしようと思っていましたが、小権太さんを目当てに鈴本に足を運びました。

入口で知らないオジサンから「コキンテイシンタ」と言われた志ん太さん。
「楽屋無筆」のマクラは面白かったのですが・・・。
元来、私自身がこの噺を好きではないので、ツライ評価になってしまいました。

昨日の深夜寄席では金翔さんが演じて大爆笑だった噺も、彦丸さんだと・・・。
まず笑い方からしてちっとも可笑しそうじゃない。
噺にヤマがない。
同じ噺、一夜で天国と地獄を見た思いでした。

兄弟子の話で笑いを取った喬四郎さん。
「他は落語ですが、私は落語のようなものをやります」
確かに“落語のようなもの”でした。

小権太さんの噺は先日の入船亭遊一さんとの会でも聴いた「幾代餅」
どうせだったら、あの時のもう一つ「棒鱈」を聴きたかった。
ネタ下ろしでちょっと失敗したため、まだ自信がないのでしょうか？
ただトリとしての熱演はこちらに伝わってきました。

まぁ、こんな日もあるさ・・・と納得するしかない早朝寄席でした。