演芸見ブんログ

寄席・野球観戦等に行った備忘録を残しています

07/03/25 早朝寄席

2007-03-25 | 早朝寄席
古今亭菊六…『親子酒』

三遊亭歌彦…『宮戸川』

林家きく麿…『パッション★ネーブル』

春風亭一之輔…『夏どろ』


今日は朝から生憎の・・・日曜日で・・・
今回は土砂降りの雨の中、開場まで外で待ちました

定刻に幕が開き、菊六さんが登場。
太鼓を叩いていたのがスーツ姿の喬之助師匠に見えたのですが、
気のせいでしょうか?
酒の話なので1年間禁酒を願掛けしたという小噺。
ところが「晩酌」としていたためウケが今ひとつ。
これは単に「酒を呑む」とした方が沸くと思うのですが…。
そんな半可通の戯言はさておき、菊六さんの酔ったオヤジは良かった。
呑むほどに酔うほどに、良い心持ちになって行く姿が表れてました。

菊六さんが下りると袖から「うたひこーーーーっ!」という怒声。
お目当ての歌彦さん、自ら太鼓を叩いていたのか下座から登場。
すっかり早朝寄席を忘れていたそうで、9時37分に一之輔さんから
電話があり慌てて駆けつけたとか。
新真打のネタや先輩二つ目の話で笑いを取り「宮戸川」へ。
いいですねぇ・・・本当にいいですねぇ
サゲも新真打をさりげなく使っていました。
今日の噺に副題を付けるとしたら、
「宮戸川 ~隅田川馬石 出生の秘密~」
でしょうか?

きく麿さん、また大きくなりました?
三軒茶屋のラーメン屋の話から始まって、芸能人の親衛隊をやっていた
男2人に、昔の仲間が偶然加わるという騒動。
昔はアイドル好きだった私にとっては、正にツボ!
噺の中に出てきた『不二家ピーチネクター』の復活が待たれます。

トリの一之輔さんは右太楼さんの代演。
池袋での権太楼師匠の「おさらい会」のため、右太楼さんから代演を頼まれたのが昨日の夜。
「前から判っていただろう」と怒りの矛先は、遅れてきた歌彦さんにも向けられました。
今回の「夏どろ」は場面設定として大きな声ではやれないのでしょうが、それに
しても声が小さかったように思います。
ただその分、どんどん金を巻き上げられる泥棒の表情や仕草は実に判りやすく、
うまく補っていました。