後期ゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

小学校大学教師体験から演劇教育の実践と理論、憲法九条を活かす市民運動の現在、後期ゴシック彫刻の魅力について語る。

〔355〕宮城千春さんの「リーメンシュナイダー『マリア祭壇』のある部屋」は心安らぎます。

2021年03月29日 | 美術鑑賞
 2021年3月27日(土)、東京は桜が満開、暖かな一日でした。コロナを気にしながらも思い切って都心に出かけてみることにしました。目的は二つ、六本木の国立新美術館で開催されている第97回白日会展鑑賞と、日比谷野外音楽堂で久しぶりに行われた「さようなら原発」集会への参加です。
 このブログでは展覧会、次回は「さようなら原発」集会について書いていきます。
 そもそも主催団体の白日会とは大正13年創立の絵画と彫刻の研究団体・美術公募団体だそうです。ポスターには「見えるものを通して見えないものを描く、写実の王道」とあります。
 初めてこの展覧会を訪れることになったのは、ある作品を見るためでした。それが「リーメンシュナイダー『マリア祭壇』のある部屋」でした。宮城千春さんという方から福田緑に、緑の写したリーメンシュナイダーの『マリア祭壇』を絵の背景に使わせてくれないかという依頼があったのです。もちろん緑は二つ返事で快諾し写真を送ったそうです。
 その作品が白日展に出品されていたのです。招待券も送っていただいて、2人で足を運ぶことになりました。(絵画部 645点、彫刻部 62点)
 淡い色彩の心温まる作品でした。清楚で素敵な女性が手にしているのはリーメンシュナイダーの写真集でしょうか。もちろん背景はクリークリンゲンの「マリア祭壇」、私がリーメンシュナイダーの白眉と思っている作品です。
 
 緑と私の写真を見ていただきましょう。
 ちなみに展覧会は本日で終了、名古屋、関西を巡回するそうです。




緑撮影




三津夫撮影

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