後期ゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

小学校大学教師体験から演劇教育の実践と理論、憲法九条を活かす市民運動の現在、後期ゴシック彫刻の魅力について語る。

〔231〕「さようなら原発集会」は8000人の参加者。今回は雨、雪、砂埃なしの集会日和でした。

2019年09月21日 | メール・便り・ミニコミ
 春と秋2回行われている「さようなら原発集会」には極力参加しようと思っています。私より年配の鎌田慧さんらが欠かさずに駆けつけているからです。鎌田慧さんが名付けた「反逆老人」として手を抜くわけにはいかないのです。
 それにしてもこの集会、春は砂嵐のなか、さらには雪や雨にたたられたこともあります。台風接近ということでデモが中止になることもありました。ところが今年は珍しく穏やかな秋の1日になりました。
  私達はいつものように12時半のイベントに間に合うように公園に着きました。メイン舞台最前列に座る場所を確保して、おにぎりを頬張りました。
 
 どんな集会になったのか、あるサイトをコピーさせていただきます。ただし澤地久枝さんは体調不良のようでしたが欠席、落合恵子さんが開会のことば、鎌田慧さん閉会のことばでした。司会はロマンスグレーが似合う木内みどりさんです。


●さようなら原発全国集会
日にち: 2019年9月16日(月)敬老の日
場 所: 代々木公園B地区

11:00 出店ブース開店
12:30 開会 野外ステージ コンサート じんたらムータ ほか
13:30 発言

・呼びかけ人から  
  鎌田慧さん、落合恵子さん、澤地久枝さん
・フクシマから  
  地脇美和さん(福島原発事故刑事告支援団)  
  村田弘さん
  熊本美彌子さん(避難の協同センター)  
  ともさん(飯館村焼却場被曝労働裁判原告)
・東海村から  
  東海第二原発再稼働問題
・連帯あいさつ  
  福山真劫さん(戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会)  
  木村辰彦さん(「止めよう!辺野古埋立て」国会包囲実行委員会)  
  高校生平和大使から
15:10 デモ出発  
  渋谷コース:会場→渋谷駅前→明治通り→神宮通公園解散
  原宿コース:会場→原宿駅→表参道→外苑前駅周辺解散

主催:「さようなら原発」一千万署名市民の会
内橋克人 大江健三郎 落合恵子 鎌田慧 坂本龍一 澤地久枝 瀬戸内寂聴
協力:戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会


 この集会の様子が朝日新聞に小さく写真入りで載っていました。鎌田慧さんらが横断幕を持ってデモしている写真でした。


●「避難者追い出すな」脱原発集会に8千人 (朝日新聞2019年9月17日)

 東京電力福島第一原発事故の避難者への住宅提供打ち切りや提訴への動きが続くなか、「さようなら原発全国集会」が16日、渋谷区の代々木公園で開かれた。約8千人(主催者発表)が参加して、「住宅追い出し、今すぐやめろ」などとデモ行進で訴えた。
 福島県は避難者の住宅提供を段階的に打ち切り、新たな契約をしないまま江東区の国家公務員宿舎に住み続ける5世帯に、明け渡しと賃料支払いを求めて提訴する方針を決めている。
 集会では、福島県から都内に避難している熊本美彌子さん(避難の協同センター)が「県は、避難生活の中で障害者手帳を取得した人を訴えようとしている。子ども・被災者支援法には住宅確保は国の責務と書いてある」と支援を求めた。呼びかけ人の一人でルポライターの鎌田慧さんは「原発は人の尊厳を壊す存在。一人ひとりが立ち上がろう」と訴えた。
 参加した国分寺市の山崎展(のぼる)さんは「原発事故の問題は、避難者や汚染された廃棄物処理などますます広がり、深くなっている」と話していた。
 住宅問題について、10月26日午後6時半から、文京区民センターで集会が行われる。参加費500円。 (青木美希)


 東京新聞にも以下のような参加者の感想が載っていました。

 ◆熱気あふれた9/16原発集会
  同志たちと「地球愛」を共有することができる
                中嶋由美子(東京都小平市)

 9月16日の朝は大雨だった。カレンダーのメモ「さようなら原発全国
集会、代々木公園」を見ながらこれでは来る人が減るかもしれないと
思い、私も少々迷った。
 しかし、傘とカメラとメモ帳を持って家を後にし昼前、会場に
着いた。さっそく各団体の出店を回る。
 テントという小さい空間だが、そのどれもが、多くのメディアが報じ
ない重要情報を発信していた。
 話を聞き、たくさんの資料をもらい、多くの署名をし、写真を撮った
りしているうちに、天候は回復して人も増えてきた。
 舞台では歌や演奏の後、シルバーヘアがすてきな木内みどりさんの
司会で、いつものように明快で理知的な落合恵子さんに続き、各団体
代表の毅然とした訴えが会場全体に響き渡った。
 「理解が得られず壁にぶつかることもあるが、核廃絶の思いが揺らい
だことはない」。国連への署名が計200万筆を超えたと報告し、核廃絶
をアピールする女子高校生の明朗な声に心打たれた。
 参加者が8000人とアナウンスされたが、大半が中高年層なのがやや
残念だった。
 午後3時から原宿、渋谷と二手に分かれてデモ行進がスタート。
はたや横断幕を手にし、シュプレヒコールを続ける整然とした長蛇の列
を、陸橋から写真に撮り、少々疲れたので隊列には申し訳なく思いつつ
帰途に就いた。
 やはり参加してよかった。これまでも後で、「行かなくてもよかった
か」と思ったことは一度もない。
 あの場では直接情報に加え、同志たちと「地球愛」を共有することが
できるから。
 翌日には本紙記事を「そうそう、こうでした」と意を強くしながら
切り抜いた。 (9月19日東京新聞朝刊5面「発言・ミラー」より)


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