今日は公演のために稽古回数をふやしている臨時稽古の日。参加者は少ない稽古でした。が、それなり
に有意義でした。手を加える脚本が二名からだされました。一つは重国のために光重が山田神社に木
(楠)を植えようと提案するところ。もう一つは、懸案となっていた、最後についてでした。
一つ目は、・いらない、・重国がなくなった後、墓参りにいく時重国をしのんで言う。・楠のことのド
ラマが不足しているので、入れた方がいい。・くどい内容。などの意見。結果大部分は削除となり、エ
ッセンスが少し残りました。言いたいことがたくさんあり、それは、いらない言葉の羅列に終わってい
たと反省しました。また、すでにできている台詞に手をくわえることの難しさも実感しました。
二つ目は 最後に主人公が、体験を経て、自己を振り返り進む方向の兆しを自覚するところ。よく練ら
れた内容の提案でした。本人は随分考えを重ねたと思います。文中の「寄り添う」の語句は、
検討し、つかわないことで収まりましたが、果たして本人の意向にそえたのか?難しいことでした。
本人の考えた末に描いた言葉を吟味もせず、使わないなどと決めて、申し訳ありません。
その後、舞台の構造はどうなっているのかを、次回に演出から、提案してもらうこととして、
あっという間にタイムオ-バ-となりました。
次回の稽古は、本読みの3日目になりますね。昨日は舞台の照明の工夫について実験工夫をかさねら
れたとのこと。お疲れ様でした。f・yさんもご参加くださり、ありがとうございました。水野昂子