大女優です。
公演が終わり、1日2日はボーッとしていました。
来てくださった方にお礼の電話やメールをしました。
直接感想が聞けうれしかったです。
そんな中、今日は桜美林大学プルヌスホールへ
「銀河鉄道の夜 2017」を観に行ってきました。
リンブン村の芝居小屋を観に来てくれた友達が出ていたからです。
学生たちも熱演で、これも命、生き方について考えさせられる
作品でした。
この演技を観ていて自分の公演での演技についてどうだったか、
振り返らされました。
鼠と雀、鼠と蛇、鼠とブンナの3つの場面を通して、
鼠の生き方、鳶(自分より強いもの)への憎しみ、
誰しもが持っている子狡さ、生への執着、そして
生を超越した境地。
セリフを覚えるのが精いっぱいで、なかなか鼠になりきれません。
演出家が言われることは全く「おっしゃるとおり」でした。
やはり演出の井上さんは、ご自分でも台本を書かれるので、
本の読みが深いなとつくづく思いました。私には言葉の意味、・・・や
句点(、)や読点(。)の意味。作者の意図を読み切れない部分がいくつも
ありました。
井上さんから注意や説明をうけ、台本を読み直してみて初めて
納得した部分も多々ありました。
蛇との場面では「鼠は何としても生きたいと思っているんだよ」と
何度も同じことをいわれ、本番の夕方の回になってやっと少しその境地に
なることができました。(皆さんに伝わったかどうかはわかりませんが)
鼠が死ぬ場面では「セリフを言うので精一杯なので、演出がつけられない」
とさじを投げられでしましました。
本番は照明とみんなが切ってくれた雪で助けられた部分があったと思いますが、
鼠の心情が伝えられたかどうか??です。
この場面私がセリフを早く覚えていて、演出がついていたらどんなふうになって
いたのかなと思ってしまいます。
まだまだ鼠になり切れなかったけれど
鼠役の機会を与えてくださったことには感謝です。
また頑張るぞ! 鼠さんありがとう!