ほんの気持ちのエーゴです。@ goo

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アッポーペンだけじゃない ー "have" の威力!

2019-10-23 21:54:51 | <語彙> Expand your vocabulary!
今どきアッポーペンとかパイナッポーペンとかの話を持ち出すと、
「もうとっくに終わってるよ」
なんて中学生やら高校生やらに呆れ顔をされるんですが、
まあ、あれはあれでネタとして使えるのです。

だいたい日本のエーゴ教育において間違っていると私が勝手に思っていることは、エーゴを全て日本語で説明していくこと、翻訳していくこと、単語だけを必死に覚えさせること、といろいろありますが、それらの弊害の一つは、
have = 持つ
と一つの単語に一つの意味みたいに教え込むことです。

ところがどっこい!have君はマルチに活躍するのです。
どれだけ活躍するかと言うと、書いていると大量になるので、

ね、これだけ有ります。 え、みないとわからないですよ!

身近な例では、イギリスの議会。年中ニュースで流されるのでみなさんも良く耳にしていると思いますが、EU離脱をめぐっての論戦。多数決をとるときに、

The ayes have it! The ayes have it!
とか、
The noes have it! The noes have it!
って言ってますよね。

eyes とか nose ではないですよ。 日本語にしちゃうと、「目がそれを持った」「鼻がそれを持った」

じゃなくて、
The ayes have it. の方は、賛成が多数です。
The noes (or nays) have it. は反対が多数。
この場合の have には、他に対してさらに有力である、コントロールが効くのような意味になるんですね。
aye は、昔のコントなんかでも、「アイアイサー!」とか言ってましたよね?それです。
Aye aye, sir. と言ったら、イエス、イエス、ボスって言ってるんじゃなくて、最初の aye がイエス、次の aye が行動に移しますと言う意味があるようですが。

Aye に対して反対は nay ですが、本家イギリス議会でも noes に変わっているようです。

それと、現在完了に使われる have。こちらは助動詞の役割をしちゃうんですね〜。

Have を見損なっちゃあいけませんぜ!


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