カンキツとアブラナ科の育種は全然性質の異なるものですが、
その中でも特に違うのが品種の固定を行う必要があるかないかだと思います。
カンキツは基本的に接ぎ木で品種を増やすことができるためF1であっても性質さえよければ品種にできるわけですが、アブラナ科の場合は種子により品種を増やすため(ヘテロシス育種の場合を除いて)基本的に固定が必要です。したがってヘテロ性の高い状態での選抜はあまり意味を持ちません。
その帰結としてアブラナ科ではヘテロ性の高い初期世代に対して無選抜で世代を進める世代促進がよく行われます。
選抜をかけないのでいつ蒔いてもかまわないわけですが、今日はその世代促進のために交配を進めている種を蒔きました
(ちんたら書きましたが全部播種が遅れたいいわけです笑)
どうもいつも苗をかびさせてばかりなので今回はバーミキュライトの上に播種をしました。
花が咲いた後は蕾受粉で自家受粉を行い固定を進めていきます。
そのころまた詳しく記事にできればと思います♪