不死身のサリー

あれは１２月８日月曜日のこと
私は仕事が休みでやっとお昼前に起きれた
起きるといつもすぐ犬達のいる居間へ直行
でも、その日はいつもの景色ではなかった
至る所に吐血が
あたりを見渡し誰なのか？
こういう時に多頭飼いは困るのよね～
実際に吐く所を見ないと誰だかわからないのね～
とりあえず後片付けをしながら皆の表情を観察
するとサリーが吐いた

流石にもう出る物が無いのか空えずきだけどよだれに少し血が混じっていた
トイレを片付けようとすると。。
トイレも血生臭いうんちが
サリーに違いなかった
それでもサリーは元気に走り回っていた
一通り掃除が終わり、一日で一大イベントのご飯のタイム～
サリーも射の一番に自分のゲージへ飛び込むまでは良かったのだけど・・・

それなのに、サリーは臭いはかいでも食べなかった
病院へ行かどうか悩んだけど、とにかく元気なので様子を見ることに
その日から数日が過ぎて・・・・（過ぎるなよって？）
ご飯は食べない、水だけはよく飲んだ、飲むと吐血と血便が出た
とうとう木曜日に余りに食べないので栄養剤の点滴だけデモしてもらおうと
病院へ行った。
血液検査もうんちの検査も異常が無かった
出た結果が胃潰瘍の可能性と
３日も食べていなかったのでサリーはガリガリになってしまった
もしかするとサリーはこのまま死ぬのかな？と言う不安が襲って泣きそうになった

病院で点滴をしている最中、めったに甘えてこないサリーが私に甘えてきた
益々不安になった
点滴をしてもらって帰ってくるとサリーはくるくるぜんまいを一杯に巻いた玩具のように
よく動いたり、玩具で遊んだりした
暫くするとまた吐血と血便だった
何も食べないので金曜日も点滴をしてもらいに病院へ行った
やっぱりその後吐血と血便だった
そんなサリーが可哀想になってくる

もう、点滴に行くのを止めよう！
何とかサリーに食べてもらおうと実家へ行ってサツマイモを貰ってきて煮てあげた
フードは食べなかったけどサツマイモを少し食べた
病院へ行って、「食べるようになったので飲み薬を下さい」と言って
シロップでもらってきた。
一日２回の飲み薬でサリーはどんどん良くなり
今では完全復活した
友達曰く「さすが不死身のサリー」とかで・・・
で、ここのところそんなサリーに振り回されてしまった私でした
おまけに、息子に「サリー胃潰瘍やったんやて」と言うと
「お母さん怒りすぎるさかいやん」と言われてしまったけど
サリーこそ、あまり怒った記憶が無いんですけど～？！
しかし本気でサリーが死ぬ～～～と
サリーは短命な血統なのでしんぱ～い

サリー
１９９８年５月２日生まれ　１０歳７ヶ月
最近やっと甘えてくるようになって可愛く思える今日この頃
懐いてくれるまでに１０年、長かったな～
今年はサリーにとって良く病院へ行く年やったな～
まじ顔面麻痺になった時もびっくりしたな～
それも克服したしな～
やっぱり不死身のサリーちゃん