ボストンテリアありすの贈り物

ボストンテリアのアリスは2016年9月にお星様になりました。今ではピュアたんと2人家族になってしまいました。

ミキ=2

2007年01月27日 02時07分56秒 | 家のボストンテリア
ミキが我が家へやってきたのはミキが3~4ヶ月ぐらいの時だったと思う。
今までの子達は仔犬の時から比較的に大人し目の子達でした。
と言うか、そんなもんだと思っていました。
タバサがちょっとバタバタするほうで、それがうっとおしいぐらいだった。
でも、小さなミキは今までの私の仔犬に対する思いを覆すかのように
とてもよく動き回り、目が回るほどの勢い!
高いところにもへーきで飛び乗りまるで猿のよう。
タバサの何十倍もの勢いでした。
私は常々、犬と人間の共同生活はお互いの歩み寄りだと考えていましたが
既に、何頭もの子と生活し、今まで上手くやってきた。
なのに・・・
ミキだけは違っていた。
少しも人間に歩み寄ろうとしてくれない。
自分の思うがまま
一番許せなかったこと、それは
ブルーのお気に入りでゲージの上の長座布団の上に毎日おしっこもうんちもするのです。
そこばかりか、ベットの中から、敷いてある毛布から座布団までどこでもかまわずです。
確か始めはちゃんとしていたのですが、いつの間にかどこでもしてしまうようになっていったのです!
そして誰もゆっくりと休むところが無くなり、当のミキはヘーキで汚れた場所に寝ています。
気が付けば、私は一日中、ミキの後片付けばかりやらされていたのです。
来る日も来る日も
もちろん怒ったりもしました。
それが、変なんです!
今までの子は怒るとしばらくは怖がって隠れたり、ぶるぶる振るえ反省の色を見せます。
そうすると、可哀想になって「わかったらいいのよ」と抱っこしたりしていました。
そして一度怒るともう二度としなくなります。
ミキは違いました。
怒ると余計に喜び寄って来るのです。
私が怒るのを楽しんでいるような、私にかまってもらえるのが嬉しいような・・・
拍子抜けです。
後片付けをしていても邪魔しに来て倍の時間がかかりました。
悪さをしないようにと、一度出かける時、バリケンに入れて行ったことがありました。
帰ってきてバリケンからミキを出すと中におしっことうんちがしてあり
ぐちゃぐちゃになっていてミキも汚れていました!
切れましたね!
そうこうしてミキが我が家へきて2ヶ月ほどしたころ私は
泣きながら友達のところへTELしていました。
「私、ミキを殺すかもしれへん・・・」
友達はだんなと一緒に飛んできてくれました。
「暫くミキを預かってあげるし、すこしゆっくりしいな」と、ミキをつれて帰ってくれました。
ミキの居なくなった我が家は平穏な日々に戻りました。
でも、私はミキの正体を知っているので友達のところがどうなっているのかとても心配でした。
予感は的中!
車で10分のところなので、毎日といってもいいほどお互い行き来している間柄。
恐る恐る行くと・・・
友達のところにもシーズーとボストンとチワワが2頭居ます。
なのにミキはそこの家にもすぐに慣れたと言うのか、前から居たように我が物顔で
チャイムが鳴れば先頭を切って走って行く
ミキの為にあちらこちらに敷かれたトイレシーツはばらばらに引き裂き遊ぶ。
テーブルの上のだんなの血圧の薬と胃薬、血圧の薬はばらばらにしただけでしたが
胃薬は全部食べてしまったそうです。
胃薬を飲んだミキは益々丈夫になり、戸棚からおちゃっぱを出して食べ、残りはばら撒き
小麦粉も消火栓を噴射したかのような状態にしたり
ちょっと油断していると何でもめちゃくちゃにしてしまう。
だんなが言ったそうです。
「あいつ(私)の気持ちがよくわかる」と
1.8Mの柵を飛び越え大通りまで出て行き車に引かれそうになっていたことも2度ありました。
挙句、先住犬のボストンの「ゆうすけ」にチャイムがなった時興奮して飛びつき
ゆうすけは反動で柱に頭をぶつけて失神して、びっくりした友達が私にTELをかけてきました。
急いで病院へ連れて行きましたが、大事にはならず良かったのですが。。
そんなことが色々とあり、友達夫婦も何とかならないものかと言って来ました。
3人で何日も相談しました。
ミキが居なければ友達の家も平穏なはず。
その頃ミキは1歳近くになっていました。
大きくなってからは貰ってくれる人も居ない。
ましてや、こんな性格では貰ってもらった人も可哀想。
耳もないし・・・皆引いてしまうだろう。
繁殖屋さんぐらいしか無いだろう。
それだけはしたくない・・・
と、悶々とした日々を送っていました。
色々と心当たりを当たっていました。
ある所から引き取っても良いと返事が来た。
やはり繁殖屋さんだった。
友達がミキが可哀想と言い出し、その時「ミキは家の子にする」と言ってくれました。
できる限り、私も協力はするからと言う条件でミキを貰ってもらいました。
そんな優しい友達のところで、ミキは反省する気も無いようで、合いも変わらず
いたずらばかりしていました。

年に数回旅行に行く時、私は留守番をします。
留守番とはもちろん犬の世話です。
一日に数回様子を見に行きます、行くとひっくり返っている居間を見て
ミキが居ないとこの家も幸せだろうなと、つくずく思いながら片付けるのでした。

ミキの話はまだまだ続きますが、次回


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