百姓一揆(新潟版)

地元新潟の良いところ、悪いところやイベントなどを紹介します。
オートバイ、釣り、スノーボード、ゲーム好きなじじい

上越市の歴史に触れる

2021-03-25 05:49:46 | 日記

八海探検隊その1

私は、3年ほど前から毎年新しいことにチャレンジすることにしている。

このブログをご覧のみなさんも子供の頃は、1日が長く感じていたことが

年を重ねるにつれ、気がつけば一月が過ぎが、あっという間に1年が過ぎていってしまうのではないだろうか。

オートバイを乗る私としては、早く冬の季節が過ぎるのは喜ばしいことだが、

何かをした実感のないまま、ただ年を重ねることは、年齢が上がるにつれ焦りのようなものも感じていたところ

数年前に目にした記事に

なぜ人間の時間感覚がこのようになるのか、脳が処理する情報量によるものと記述があった。

時間感覚は一定ではなく、情報が多ければ多いほど、それを理解するのにより多くの時間が必要で

新しい発見にたくさん出合う若い時代は、時間の経過が遅く感じられるのだという。

要するに、周りの世界が見慣れたものになってくると脳が取り込む情報量は少なくて済むため

時間が過ぎ去っていくように感じる。

その時間感覚をコントロール(ゆっくりに)するには

1.学び続ける:読書や資格取得など新しい経験をする。

2.新しい場所を訪ねる:新しい環境で嗅覚、聴覚、味覚、触覚、視覚など多量な情報が脳に送り、刺激する。

3.新しい人に会う:他人とのコミュニケーションでエネルギーを使い、脳を刺激する。

4.新しいことを初めてみる:新しいことに挑戦すると、注意力が必要になり脳を刺激する。

とあったので、一昨年から「鮎釣り」

昨年は「キスの投げ釣り」

そして今年は「アジング」(アジを疑似餌で釣る)を始めた。

すべて釣りばかりだが、教えてくれる先輩もいて鮎釣りにハマってしまったからだ。

前置きが長くなったが、昨年からキス釣りのため上越へ頻繁に釣行するようになった。

そんな上越土底浜という地域で、幼少期を過ごした会社の人物(T井氏)がいることがわかった。

T井氏に話を聞くと土底浜は昔、砂浜が海まで50mほどあったのだが

波に侵食され土地からわずか20mほどまで海岸線が迫ってきたそうだ。

帝国石油のパイプラインが埋設されているため、テトラ帯によりかろうじて

土地は守られているが、一帯の集落はすべて移転を余儀なくされた。

T井氏も帝石から数年前に土地の地図を渡され、埋設使用量を年間いくらか頂いている程度で

はっきりした場所はわからないと言う。

海岸から近いと言う理由だけで、私ともうひとりの同僚で

T井キャンプ場を作り海釣りの秘密基地にしようと土地探しを始めた。

が、現地についた我々は目の前の景色に愕然とした。

なにもない

道もない

目印がまったくない

この凹んだ土地に海岸から吹く風をよけるように家が建っていたと聞いた。

なんとなーく、同僚とここかな?と相談するが、目星をつけようにもつけられず

途方にくれていたところ、あたりからラジオの声がする。

声の方を辿って行くと、お手製の防風ネットに囲われた畑で作業するご婦人がいらっしゃった。

怪しい二人組の突然の声かけにも、怪訝な顔ひとつせずお話を伺う事ができた。

この地に嫁いて50年とおっしゃってられたが、畑をしているこの土地も

借地とのことで詳しいことはわからないそうだ。

どこから来たかと尋ねられたので、応えたところご婦人のご息女も隣町にいるとわかった。

他愛もない世間話をし、これ以上の情報が得られないとわかりお礼を述べ別れた。

土底浜をあとにしようとも思ったが、せっかく来たので検討をつけた土地の芝刈りを行っていると

遠くから、先程別れたご婦人が追いかけていらっしゃった。

この地の長老に電話したところ、こちらにお見えになるという。

私達が帰ったと思ったが、芝刈りをする声を聞き急いでご連絡を取って頂いた。

現れた方は「小山治平」氏とおっしゃる80歳半ばの紳士であった。

小山家は、この地を治める関所だったそうで、有数の地頭でいらっしゃった。

長年漁師を営み、この土地が侵食されたため安全な地にご引っ越しをされたようだ。

その方が当時の住宅地図をお持ちになり、ようやくおよその場所が判明した。昭和51年10月作成

今はなき土底浜の集落

現在の土底浜に昔の面影は、割烹宮本屋をみてとれるが、ほとんどが空き地になっていた。

貴重な昔話を伺い、どうにか土地もはっきりし土底浜を後にした。

ところで

T井キャンプ場はどうなったかというと

風を遮るものは何もなく、茅と竹の荒れ地でとても焚き火など出来るわけもなく蛇も出そう…

また、パイプラインに沿って草刈りをされた2m幅の道は、付近の方の散歩コースになっており

車も入れないようにバリケードが立ててあった。

土地を探す途中で話しかけられた元老漁師に、こんなところでキャンプなどせず

近場に良いキャンプ場があるからそっちを利用しなさい。安いから…

と、アドバイスを受け付近のキャンプ場を調べたところ

大潟キャンプ場が近くにあった。

たしかに安くそちらを利用するほうが良さそうだ。

肝心のアジングは全く釣果なしであった。

 

2020年度コシヒカリ販売中

〈メルカリ〉2020年度南魚沼産(旧塩沢雲洞地区)特別栽培米 10kg(玄米)¥7,000円

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「お前はまだグンマを知らない」 | トップ | コシヒカリ生産スタート »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日記」カテゴリの最新記事