25時間目  日々を哲学する

著者 本木周一 小説、詩、音楽 映画、ドラマ、経済、日々を哲学する

今年、嘘をやっつけろ

2019年01月09日 | 文学 思想
 1月7日の朝日新聞で紙面2ページ、両開きで、宝島社が広告をだした。
 大きな文字で

   嘘つきは、
   戦争の始まり   とあり、つづいて小さな文字で詩のようなメッセージ文が空色を背景に白い字で載っていた。次のようなものだ。

 「イラクが油田の油を海に流した」
その証拠とされ、湾岸戦争本格化の
きっかけとなった一枚の写真。しか
  しその真偽はいまだ定かではない。
ポーランド侵攻もトンキン湾事件も、
嘘から始まったと言われている。陰
謀も隠蔽も暗殺も、つまりは、嘘、
そして今、多くの指導者たちが平然
と嘘をついている。この負の連鎖は
きっと私たちをとんでもない場所へ
連れていく。今、人類が戦うべき相
手は、原発よりウィルスより温暖化
より、嘘である。嘘に慣れるな。嘘
を止めろ。今年、嘘をやっつけろ。

 大きな紙面に雲が右すみに浮かぶように印刷されていた。
「宝島社」もやるものだ。これはコピーしておき、ブログに載せようと思ったのだった。拡散してほしいものだ。評論家の言よりも、文字の力は強いと思った。