斎藤利政(本木雅弘~以後、道三)vs 望月東庵(堺正章)
織田信秀(高橋克典)vs 東庵
見応えがありましたね。
お互いの腹の探り合いと駆け引き。
東庵は道三から博打の負け金10貫をせしめることで矜恃を示した。
道三と信秀を両天秤にかけている東庵だが、果たしてどちらにつくのか?
堺正章さんの洒脱で軽い感じがいい味を出している。
道三は東庵のまわりを動きまわって最後は刀を突きつけて脅迫。
信秀は対照的に動きまわらず、瓜にかぶりつき、双六をやりながら東庵の腹の中を探る。
いいですね、こういう役者さん同士のぶつかり合い。演技合戦。
東庵は10貫を要求し、応じないのなら首を斬って落せと言った時点で、道三につく腹を決めたのだろう。
その意味は──
・借金の10貫を返すことで、わたしは織田との縁を切る。
・この真意を理解できないようなら道三は愚鈍。
適当にお茶を濁して、織田に味方するが、道三、どうする?
・道三、わたしを信じろ。
………
『人質』というモチーフも描かれた。
人質に取られる駒(門脇麦)。
人質に取られている竹千代(後の家康)。
戦国時代の習いとはいえ、女、子供が犠牲になる。
大きな力の狭間にいる存在はこんなふうにして生きのびなければならない。
竹千代は母親を求める年頃だから、つらく哀しい。
一方、駒は──
自分が『人質』であることに気づいていない(笑)
東庵は織田信秀と双六をしに行ったと思っている(笑)
知らないということは強いですね。
人間の不安や哀しみのほとんどは『知らないこと』で解消されるのかもしれません。
光秀(長谷川博己)は頭角を現してきてますね。
東庵経由の信秀の極秘情報で大手柄。
鉄砲の件でも道三に頼りにされている。
そうそう、
大河ドラマでは、こういう『出世ドラマ』がウケるんですよ。
上司のミッションをクリアしていき、信頼され出世していく。
今作は王道の大河ドラマですね。
物語の中に『鉄砲』や『家康』や『信秀の病状』をさりげなく織り込んでいくのも上手い。
織田信秀(高橋克典)vs 東庵
見応えがありましたね。
お互いの腹の探り合いと駆け引き。
東庵は道三から博打の負け金10貫をせしめることで矜恃を示した。
道三と信秀を両天秤にかけている東庵だが、果たしてどちらにつくのか?
堺正章さんの洒脱で軽い感じがいい味を出している。
道三は東庵のまわりを動きまわって最後は刀を突きつけて脅迫。
信秀は対照的に動きまわらず、瓜にかぶりつき、双六をやりながら東庵の腹の中を探る。
いいですね、こういう役者さん同士のぶつかり合い。演技合戦。
東庵は10貫を要求し、応じないのなら首を斬って落せと言った時点で、道三につく腹を決めたのだろう。
その意味は──
・借金の10貫を返すことで、わたしは織田との縁を切る。
・この真意を理解できないようなら道三は愚鈍。
適当にお茶を濁して、織田に味方するが、道三、どうする?
・道三、わたしを信じろ。
………
『人質』というモチーフも描かれた。
人質に取られる駒(門脇麦)。
人質に取られている竹千代(後の家康)。
戦国時代の習いとはいえ、女、子供が犠牲になる。
大きな力の狭間にいる存在はこんなふうにして生きのびなければならない。
竹千代は母親を求める年頃だから、つらく哀しい。
一方、駒は──
自分が『人質』であることに気づいていない(笑)
東庵は織田信秀と双六をしに行ったと思っている(笑)
知らないということは強いですね。
人間の不安や哀しみのほとんどは『知らないこと』で解消されるのかもしれません。
光秀(長谷川博己)は頭角を現してきてますね。
東庵経由の信秀の極秘情報で大手柄。
鉄砲の件でも道三に頼りにされている。
そうそう、
大河ドラマでは、こういう『出世ドラマ』がウケるんですよ。
上司のミッションをクリアしていき、信頼され出世していく。
今作は王道の大河ドラマですね。
物語の中に『鉄砲』や『家康』や『信秀の病状』をさりげなく織り込んでいくのも上手い。
普通は東庵先生のいつもと違う行動や光秀の様子を見て、何かおかしいと思いつくはずです。
それに蝮が治める国なんですから、何があっても可笑しくはないんですよ。
知らない事は確かに強みにもなりますが、同時に足元をすくわれかねないのを駒は気付いてなですから、彼女はやらかしそうな気がします。
本木道三と東庵まちゃあきと高橋信秀の駆け引き合戦は面白かったですね。
しかも、道三と信秀という二大大名を相手に動じない東庵先生のしぶとさと強かさは弱者の知恵ですね(恐らく両者の機嫌をとって、京へ帰る腹積もりでしょうね)今回はこの三者が実質的に主役といっても過言ですな。
竹千代少年(後の家康)の境遇を悲しんでいる菊丸でしたが(あの頃の三河は織田と今川の植民地みたいな状態でしたから。菊丸も織田には思う所はありますからね)、彼は間違いなく松平サイドの間者でしょうね。
そして、正体がばれて織田の侍たちに追撃されている光秀を菊丸が助けたのって、自分の主家であり囚われの身である若様(竹千代少年)を諭して希望を持たせてくれた恩でしょうね。
そして、菊丸の仲間たちも織田に一泡吹かせるので協力したんだと思います。
>今作は王道の大河ドラマですね。
その通り!
しかも、今回は光秀が主人公らしくなっていました。
ここのところ―特に第2話では―主人公を本木道三に持って行かれていた感じでしたし。
ここで松平竹千代と出会うというのは少々出来過ぎな気もしますが、まあこのくらいで良いのではないかと思います。
史実が不明な時期だからこそ、精一杯痛快ヒーローにしてやることができるのですから。
ところで、今回気になったのは菊丸です。
彼はキャストでは駒に次ぐ3番目で、結構重要な役どころなのかもしれません。
特に今回光秀のピンチを救った石つぶて軍団、多分菊丸の仲間でしょう。
ひょっとして菊丸は忍び?
ちょっとそうは見えないのですが、「ただの百姓」ではなさそうです。
道三も鉄砲に無関心だったわけではないようで、まだしばらく道三のもとでの「出世ドラマ」が楽しめそうです。
いつもありがとうございます。
駒は武将たちの政争・権力闘争の中で、息抜き&コメディリリーフ&大切なことを気づかせてくれる存在なんでしょうね。
駒が「自分も人質だった」と知っていて暗い顔をしていたらドラマにメリハリがなくなってしまいますし。
おおっ、なるほど~。
菊丸は間者だったのですか。
確かに、TEPOさんも書いていらっしゃいますが、石つぶての軍団も菊丸の仲間なら説明がつきますし。
薬草に詳しいというのも間者っぽい。
僕は道三ばかりを見ていて完全に見逃していました。
いつもありがとうございます。
大河の基本って「出世物語」なんですよね。
すぐに思い浮かぶ所では「真田丸」「利家とまつ」「功名が辻」。
「篤姫」もある意味、出世物語。
逆に「花燃ゆ」など、女性が主人公で出世しないドラマはイマイチ盛り上がらない。
「西郷どん」も西郷隆盛という大出世の人物を描きながら、出世に主眼を置いていなかったので、ダイナミズムに欠けた。
菊丸に関しては、ロギーさんも書いていらっしゃいましたが、「ただの百姓」ではないんですね。
「功名が辻」では主人公を助ける忍者が登場しましたが、菊丸もそのような存在になるのでしょうか。