社長つれづれ日記

私を深め、身近な人を、社員さんを、
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あとからくる者のために

2005年10月04日 | ノンカテゴリー
 あとからくる者のために
 苦労をするのだ
 我慢をするのだ
 田を耕し種を用意しておくのだ

 あとからくる者のために
 しんみんよお前は
 詩を書いておくのだ
 山を川を海をきれいにしておくのだ

 ああ後からくる者のために
 みなそれぞれの力を傾けるのだ
 後から後から続いてくる
 あの可愛い者たちのために
 未来を受け継ぐものたちのために
 みな夫々(それぞれ)自分で出来る何かをしてゆくのだ


 これは、私たち郷土の誇れる坂村真民先生の詩です。今日の東京出張の際、飛行機の中で読もうとカバンに入れた、月刊誌「致知」の中にありました。

 この「致知」という雑誌は、サブタイトルに「人間学を学ぶ雑誌」とあるように、私の人生観、人間観を、おおいに深めてくれる雑誌として、日ごろから愛読しています。また、月ごとに送られてくる雑誌を、読んだ後で保管しておかなければならない程、中身の濃い本でもあります。

 今回手にした4月号のテーマは「極める」でありました。そして、巻頭の言葉が
イエローハット相談役の鍵山秀三郎氏の「あとからくる者のために」でした。

 この鍵山さんは「トイレ掃除」で有名な方です。毎日掃除をし、それを徹底してやり続ける。「掃除」で人を変え、企業を変え、地域を変えました。そして、さらに社会をよりよく変えようと努力をしている方であります。その鍵山さんが真民先生のこの詩を引用され、読者に持つべき使命を説いています。極めた人が言う「あとからくる者のために」は心に響くものがあります。

 あと数日で、私は50歳になります。後からくる者の顔がたくさん目に見えるようになって来ました。そして、仰ぎ見る世代の人たちの顔も、少し理解できる年齢になってきました。



「あとからくる者のために」・・・・

 そういえば私の好きな吉田拓郎の歌に「ローリング30」という歌があります。
その歌詞の中にありました。
 
 ♪ ついてくる世代に恥じないように 仰ぎ見る世代に恥じないように
   ローリング30 動けない花になるな
   ローリング30、転がる石になれ  ♪

 
東京にて、「災害時における地方公共団体と事業所間の防災協力検討会」に出席