社長つれづれ日記

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泥の中にも蓮の花

2005年11月28日 | ノンカテゴリー
 「お釈迦様の座っている台はなんだと思いますか?」

 これはかつてある人が私に質問した言葉ですが、その時私は「えーっ、なんでしょうね」と答えて、その回答になるほどと、思った記憶があります。

 お釈迦様の座っている台は、あれ、花びらか、葉っぱの形をしているように見えますが、あれは蓮の花らしいのです。



 この写真のお釈迦様が座っている台が「蓮の花」です。

 「蓮の花はどこに咲くと思いますか。そうそう、松山で言えばお堀を思い出してください。季節になれば、水面に蓮の葉が茂り、所々に真っ白なきれいな花を咲かせているでしょう。お堀の底はあれ、泥ですよね。蓮の花はね、汚い泥の中に咲くのですよ。お釈迦様は人間社会を泥にたとえて、その中に、きれいな花を咲かせるのですよと、諭しているのですよ」

 「なるほど・・・」

 私は、かつての人のその話が、専門家から見てどうなのかという点については問題としません。

 私は、この人間社会はいろいろな矛盾があり、醜いもの、汚いものがあると思うのです。ですから、かつての人の話を聞いたとき、なるほど、人生を泥とたとえるならば、覚悟も出来るし、腹も据わる。また、そのような中でこそきれいな花を咲かせることに意義があるし、だからこそきれいな花なのだと考えました。

 一見きれいに咲いている花も、実は一生懸命泥の中で咲いている。だからこそきれいであり、きれいであることに意義がある。人生に花を咲かせると言うことはそういうことなのだ。そんなことを、お釈迦様は諭しているのだと考えました。

 きょう、ある人からメールで相談がありました。そのメールを見たときかつての人の話を思い出しました。

今日は午前中大切な取引先での打ち合わせ、午後は知人の紹介の方の面接、お客様の来社、打ち合わせ等々、あっという間の一日でした。

 夜は愛媛県中小企業家同友会の新入会員オリエンテーションが有りました。私は「同友会理念と組織の紹介」と言うことで、新入会員の皆さんに私の体験を通して20分ほどレクチャーしました。その後義農味噌の田中社長が「私の同友会活用法」を話され、皆で楽しく懇親会を開催しました。