社長つれづれ日記

私を深め、身近な人を、社員さんを、
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国を越えて

2006年05月21日 | 仕事
◆◆久しぶりの再会

 今日は久しぶりに中国の友人と会っていました。四年ぶりですかね。名前は雷武朝といい、中国珠海で海運会社の社長をしています。知り合ったのは14年前ですが、その時は、彼は日本でまだ働いていました。なぜか性分が合い、単なる友人と言うよりも親友といえる関係です。かれは、日本で旅行会社とガスを運搬する海運会社の仕事を経験し、8年くらい前に中国へ帰りました。

 彼は西安出身だったので、西安には彼と四度ほど訪問しています。西安は歴史的に大変重要な意味を持つ大都市で、その時は人口600万とも言っていました。秦の始皇帝の大きなお墓があることでも有名ですね。訪問をして、IT視察やビジネスの可能性について研究をしたことを覚えています。

 彼は中国へ帰って珠海で海運会社を創業し、現在は船を5隻持つほどの会社になりました。今回の来日は新しい船を購入することが目的のようです。彼も色々苦労をしたようです。久しぶりの再会で話も弾み、お互いの経営者としての苦労話で盛り上がりました。


◆◆経営理念

 雷さんから、彼の経営についての考え方を色々聞くことが出来ました。そして、少し驚いたことは、彼の考え方が「社員と共に学び成長する」という、かなり日本的な経営をしているということです。「お金の前に人間です」という言葉は、私の中国的ビジネス観からすれば、少々驚きました。元々彼の性格は十分分かっているので、そのようなことを言うのは理解できるのですが、それを現実に実践しているとは驚きです。そして、話をすればするほど、国は違えど経営の根本は同じだということを、再確認することが出来ました。

 彼とは良い情報交換が出来ました。「今度は珠海に来てください」というお誘いもあり、一度訪問してみようと思っています。彼の奥さんも中国人ですが、伊予銀行に勤めていたこともあり、松山とは切っても切れない関係です。末永くつきあってゆこうと思っています。

 そんなことで、国を超えてある、良き友人の存在を再確認して、満足気分の一日でした。