社長つれづれ日記

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挑戦

2007年01月07日 | 仕事
◆◆産みの苦しみ

 今までになかったものを作り上げるということ。これには産みの苦しみが伴います。頭ではわかっているのですが、実際その苦しみの場面に直面すると、少々うろたえます。

 我が社は昨年、この産みの苦しみに直面しました。数年かけて挑戦してきたことがいよいよ日の目を見ることとなりましたが、その日の目を見る直前まで、試行錯誤の連続でした。そして、苦労をして、なんとか小さな大切な子供を産むことが出来ました。この経験は私たちにとって大変良い経験となりました。

 今年はそれを、さらに一回り大きく育てる年です。将来に繋がるよう、しっかり育ててゆきたいと思っています。

 そして、今年は、もう一つの子供が生まれようとしています。これは、今までの小さな世界の範疇から、価値観や文化の異なる色々な世界を巻き込んだ、より大きな世界で繰り広げられるプロジェクトです。そう言う意味では未知の世界のことですし、期待と同時に不安もあります。そう、このプロジェクトにも「産みの苦しみ」があるでしょう。

 今日も、その関係で色々とメールのやりとりをしていました。「おとなしく寝ていないと」という声も聞こえますが、そう言うわけにはいきません。ベッドの上で仰向きになり、お腹の上にパソコンを置いて、カチャカチャとメールを打っています。数日前まではこの体制でメールを打つと鎖骨がつるような感覚でしたが、昨日今日は少しその感覚が薄れてきています。


◆◆人です

 最近特に思うことですが、一つのプロジェクトが成功するか否かは、そこに関わる人次第と言うことだと思います。一定要求されたスキル以上を持つ人達が集まった場合、あとは、その人達の人間性で決まると言っても過言でないように思います。少し観念的ではありますが、いい人達が集まり、皆で協力し合って事を成し遂げようとするならば、目標を諦めない限り出来るように思います。

 今年、私たちが取り組むプロジェクトは、そう言う観点から言うと、すばらしい人達の集まりだと思っています。ですから、目標を見失わない限り、成功です。皆で協力して、しっかり成し遂げてゆきたいと思っています。


◆◆それからもう一つ

 苦労を共にした仲間とは、もちろん友情も生まれます。同じ志を持って苦労をした人達には、必ずと言って良いほどすばらしい友情が芽生えます。これは、性別を超えて、世代を超えて、職業を超えて、国を超えて友情が生まれてくると思っています。そんな友情を持つことが出来るなら、私はこんなに幸せなことはありません。一度しかない人生、そんな友情を持てる友を、より多く持ってゆきたいと思っています。

 今年は、さらに広い世界の中で、そして色々な場面で、より多くの友情を作り、暖めてゆきたいと思っています。