◆◆坂村真民
まだ入院して間もない頃に、友人のNさんが坂村真民さんの詩集「念ずれば花ひらく」を持ってきてくれました。昨年、坂村真民さんはお亡くなりになりましたが、真民さんが残された詩には心打つものがたくさんあります。入院した頃の私は痛みで本を読むどころではありませんでしたが、今日はふっとしまって置いた本を開けてみました。
一期一会(坂村真民)
思いもかけない人と出会い
思いもかけない人の手を握り
一期一会の喜びと
一期一会の悲しみをする
時には人ではなく
木であったり
石であったりもする
そして時には人よりも
木や石の方が
もの言わぬだけに
無限の感動を覚え
涙のにじむことがある
無情といい
永遠といい
命のやりとりのせつない尊さよ
花(坂村真民)
花には
散った後の
悲しみはない
ただ一途に咲いた
喜びだけが残るのだ
七字のうた(坂村真民)
よわねをはくな
くよくよするな
なきごというな
うしろをむくな
ひとつをねがい
ひとつをしとげ
はなをさかせよ
よいみをむすべ
すずめはすずめ
やなぎはやなぎ
まつにまつかぜ
ばらにばらのか
胸にじーーんとくる、気になる詩を上げてみました。
まだ入院して間もない頃に、友人のNさんが坂村真民さんの詩集「念ずれば花ひらく」を持ってきてくれました。昨年、坂村真民さんはお亡くなりになりましたが、真民さんが残された詩には心打つものがたくさんあります。入院した頃の私は痛みで本を読むどころではありませんでしたが、今日はふっとしまって置いた本を開けてみました。
一期一会(坂村真民)
思いもかけない人と出会い
思いもかけない人の手を握り
一期一会の喜びと
一期一会の悲しみをする
時には人ではなく
木であったり
石であったりもする
そして時には人よりも
木や石の方が
もの言わぬだけに
無限の感動を覚え
涙のにじむことがある
無情といい
永遠といい
命のやりとりのせつない尊さよ
花(坂村真民)
花には
散った後の
悲しみはない
ただ一途に咲いた
喜びだけが残るのだ
七字のうた(坂村真民)
よわねをはくな
くよくよするな
なきごというな
うしろをむくな
ひとつをねがい
ひとつをしとげ
はなをさかせよ
よいみをむすべ
すずめはすずめ
やなぎはやなぎ
まつにまつかぜ
ばらにばらのか
胸にじーーんとくる、気になる詩を上げてみました。