フィッシュ&チップスは主婦の智恵から生まれたという説がある。
過酷な肉体労働で疲れ、空腹を抱えて帰ってきた旦那さん達に、淡白な鱈に衣を付けて揚げることで、ボリュームを増し、ビタミン豊富なチップス(フライドポテト)を添えたものから始まったと言われる説だ。
このフィッシュ&チップスに塩とモルトビネガーをこれでもか!!と大量にかけて食べるのが本物(←何度も食べていると「その方が美味しい」と言われる理由が解る)と言われるが、
塩については、鱈や衣にシッカリ味を付けるものや健康志向を考えてか塩が出てこない店も最近の日本では殆どだ、結構前の旅行ガイドでは「塩も」と出ていたので最近旅行ガイドを観ていないので一応参考までに書いておく。
もし店舗で出す時、業務用の加工してあるフライドポテトを買うと高いので、契約農家と交渉して直接ジャガイモを仕入れた時、戦場の様な忙しい営業中に(稀に営業中トラックが着く時がある→従業員総出で店内に運び込むという作業がある)、業務用の冷凍フライドポテトの如く、ササッと出来ないかな?と人生で1回は考えるもので、
自分で下ごしらえから加工して、1品分づつ冷凍して、おけないかな?と、試してみた過程で、フィッシュ&チップス(以下F&C)の明確な練習もしておこうと思った。
案の定、ネットにはありとあらゆるレシピが出ていて、とりあえず、以前作ったベーキングパウダーで衣を膨らませる技はもう試したし、あまり膨らませる食材は使いたくないなって思って、炭酸水(本当はビールだから、「THE、JAPNESE、ビール」で作ろうと思ったが、発泡酒を見付けてもしやこれでも出来るかも?と考え、そのうちノンアルコールビールで出来るかも?とどんどん下がってきて、結局和食の天麩羅屋さんが使う普通の炭酸水だけで出来ないかな?となった。ビールの麦系の味だから、モルトビネガーが合うのかもしれないが、うちはワインビネガーだし、炭酸水で良いか?って)
で、最初、ジャガイモを下茹でして、様々なバリエーションで冷凍しておき、後日F&Cを作る時に一緒に油にぶち込むだけにして準備しておいた(火傷をしないようにね、料理は慣れた頃、必ず火傷や怪我をするから)。
↓
(詳しくは「フライドポテト」の項を参照)
ではF&Cに戻って、
①失敗した1回目は炭酸と粉だけで(前は成功したのに)、
急に他の用件が入って(揚げ物をする時は絶対その場を離れてはダメ)、分量を間違えて、
経験も浅くてヒドイ。(浅草の大○屋の天汁に付けた天丼みたいだ。タレで黒いのが名物)
大失敗(前は上手くいったのになー。ベイキングパウダーだったからか)。
②おそらく成功した2度目は、後日他の予定が入らない時に、薄力粉100gを軽量しておく(計りは片付けてしまうとラク、料理は常に片付けながら同時行う)。
鱈(骨を抜けば良かった、皮は気にならなければ、身割れするからなるべく剥ぎたくない)に自分の場合は胡椒を軽くふって(なくてもいいが・・・鱈が古い場合は有効、甘塩でなければ塩もホンの少々)
、粉(分量外)をまぶしておく。
その間に、冷凍したポテトを
130度に温めた油へ投入。
片栗粉verはダメだな。(小麦粉verで冷凍庫から出して直ぐ130度の高温に入れないと)
もう下茹でしてあるので火が通っているから、分解された時点で、お盆に敷いた新聞紙(又はキッチンペーパー)に上げてしまう。
その後、鱈の衣に戻り、(まあ、鱈が1番後でも良いんだけどね・・・自分はこの手順が好き。)
卵と、炭酸水100ml(粉100gに対し←絶対この割合ではないかもしれないが、解り易い。)をゆっくり様子を見ながら入れ混ぜる(多少のダマが残っても構わない、とにかくなるべく熱を加えない事と炭酸の泡を消さないようにサクッとね!)。
↓鱈をくぐらせて、140度~150度の油に投入(弱火でも火を賭け続ける限り、温度は上がるので注意、ただ具材を入れると油の温度は下がるので経験が諸にモノを言う。でもや火傷や火事には料理よりも注意ね!!)。
※1回目は油の中の鱈にかき揚げみたいに衣を垂らさなかった。
おっと、温度が上がり過ぎたので火を止めよう。
いい感じに揚がって、これは先に作っておいたシューストリングのポテトに添えよう
(詳しくは「フライドポテト」の項を参照!!)
③次は、同じレシピで2個同時に、余った衣をかき揚げみたいに上から足してみた。
(大きくする為?レシピがいろいろあって。イギリスで主食の如く食べた時は、F&Cを食べるというより、旅先でトイレを店舗で探す事の方が重要だったのであまり、覚えていない、島国の気質だからか、田フランスよりも旅人に厳しかった事しか印象に残らなかった。イギリスが好きでも合う合わないってあるよな、フランスの方が陸続きだから大らかというか、黄色人種が差別される場合もあるらしいけれど、庶民のお店ではそういう事は一切無かった)。
天麩羅みたい。油をかけながら高温で揚げる(高温で揚げないと、カラッとならない)。
ひっくり返す時、油がハネないように(火傷しない様にね)。
鱈が完成したら、
先ほどの新聞紙に揚げておいたフライドポテトを、高温の油の中へ投入。
具材を投入して温度が下がったら温度を上げる。(常に火傷と温度に注意しながら、高温で1分~1分半、カラッとなるまで揚げる。・・・ちょっと温度高過ぎだな火を切らねば↓火事とか火傷に注意しなければ。安全とはクドイと思うぐらいに注意しても足りないぐらいなんだ。)
で、ザルに開け、塩をふり、
アツアツを皿に盛る(こうすればチップスも鱈も温かい・・・鱈がアツアツが良ければ順序は変えても良い、自分はポテトもアツアツが好きなだけ)。右②、左③
塩と(甘塩の鱈の場合は塩を少な目に、少しでもふると美味しい)、ビネガー(イギリス人はモルトビネガーをこれでもかとドバドバかけて食べる、実際その方がサッパリして美味しい。やっぱパン粉の白身魚フライじゃないからタルタルではないよね!!、タルタル好きだけど、やはりニセモノは文化を捻じ曲げて伝えてしまうからという理由で絶対に良くないと思う。)
↓上から衣を足さなかったもの。卵の影響かヤケに上手に出来た。
↓上から衣を上から足した2枚目・3枚目を焼いている間1枚目が少し冷めてしまったのが↑残念。
食べきれるのかな?と主食をジャガイモに頑張ったのだが、一皿残ってしまった。
後日(というか明日又F&Cかよ・・・)オーブンでカラッと温められないか?挑戦してみよう。
今回、これでもかとF&Cを食べていたら、日本人からしたら、もの珍しいF&Cが、何故世界ではファーストフードやB級グルメと言われているか、解った。
(そのぐらい食べた。イギリスに居る時は、毎食違う店で食べていたので、やはり店によって秘伝の技があって、味がそれぞれ違うけれど、今回一緒だったので飽きた。甘塩の鱈じゃなかったら、下味に塩を少々付けられたんだけれどな。)
あと骨はやはり、抜いておいた方が食べ易い(日本だと切り身だから身割れし易くて、鱈の骨大きいから大丈夫か?と思ったけれど、衣が付いている分、何処に入っているか解らん)
それ以外は、ほぼ完璧に大成功だった。
今後は、味の調整だな。
(手順は解ったから、今度は微妙な味のニュアンスに研究を費やせる)
残った油は、濾して(天麩羅屋さんじゃあるまいし、家では1回1回捨てていられない)
お盆に敷いておいた新聞紙(やボロ布・習字の使った紙)で拭いてからササッとキレイに洗う。
※飛び散った油も拭く。
ザルの目・穴あきお玉の目は、油が凄いので、衣を作ったボールに洗剤と共に入れ洗い易くしておく。
片付けながら調理・料理をしていくと、次の工程がアタマに常に浮んだ常態で余裕を持って作れるし、整理整頓が上くなる。食べている時、”ああ~、この後、片付けが待っている~」”と思うと、美味しく食べられないしね、味だけでなくそこまでが感謝だ。)
片付けまでが料理。
翌日、又、余ったフィッシュ&チップスを鉄板に乗せ、オーブン(トースター)で温めて食べた。カリッとはなったけれど、中まで中々温まらなくて、やっぱりアツアツが1番良いね。
(レンジでチンしてから、オーブンにすれば良かったのかな?、でも衣がレンジでビシャっとした分、カリッとさせるまでに時間がかかりそう。
あと、狭い鍋で2個いっぺんに揚げて、衣を上からかけると上手くかからないかも。
(2つの高低差の関係で)
まだまだだなあ~
④次は皮と骨を取って一口大に、(皮は意外に剥ぎ易かったがたまに身割れする・・・最初、サンマ等の皮を引くように切れ目を入れてから、皮を剥いでいくと良いかも。この時の薄力粉と炭酸水は80gとmlで。)
残った皮は、衣を付けて揚げて(この時、油と皮の中の水がハネる!!)、スイートチリソースで食べた、確かアジアを旅している時、そんな料理があったような。
(色がグロいので、写真をブラして、一応)
今回のレシピでは、卵と粉と炭酸だけで「ひたすらかき混ぜろ」と今までのレシピとは真逆の事が書いてあった(しかもイギリス人シェフの)。なので、ひたすら箸でかき回す。
「スプーンの背に付けて落ちないぐらい」(←いや、どんなにやっても落ちるって)と書いてあったが、キリが無いので、ハンドミキサーを投入。
やや、硬みが付いたかな?って感じだけど、実際に揚げてみると、
おお~、なんと美しい色なんだ。(でもあれだけかき回して、炭酸の泡を潰したから、炭酸を入れた意味があるのか?と一瞬思ったが)
味は、少し上品過ぎるかな~って感じ、天麩羅屋さんの天麩羅みたいで、ロンドンのは、もっと衣が、良いあたたかい意味でモサッとしていたような。まるでお芋天みたいな焦げ方もしていた。
マッシュピースを付けてみた。どれが本当なのだろう~、個人的には、炭酸と薄力粉をサクッと混ぜたVerが近い気がする。
⑤更に追加の最後は、スタウト(←上面発酵の黒いビールのこと)ビールを使って、本格的なレシピ(卵1:薄力粉100g:スタウト50ml:水50ml・・・水?!!っそっかスタウトを入れ過ぎてはいけないのと、薄力粉と同量にしなければいけないからからか!!。)で、一口大ではなく、一切れの半分ぐらいのサイズで(1口大2個分)。
粉を軽量する時に、「少し」多過ぎたら、どうせタラに粉を付けるのだから
ポテトにも付ける。(【ポテトには】強力粉の方がザクザクして良いのだけれどね)
少し生地を置いてから揚げた(上から余った衣を足す、「かき揚げ方法」はしてもしなくても自由に)。
半切れの大きさはアリ!!、飽きないけれど少なくも無い、次々手が止まらなくなる量で、日本人に丁度良いサイズかも。いっぱい食べたければ↓大きいサイズが良い!!
余っても丁度良い量。コロモがパリパリして、これにビネガーをドバドバかけて食す。
やっぱ、卵とスタウト(炭酸)を入れると手堅く出来て美味いしいな(でも余ったスタウトは強いから苦手だペールエールの方が見た目フルーティーというか、バランスが取れていて好き、同じエールなのにね。炭酸の種類にもよって出来上がりの味が変わってくるのかも。)。
ビールは糖分があるから、ホンの少しでも焦げ易いから、色がやや茶色っぽくなるね。
(タラは割合早く火が通るから。余熱もあるし。ある程度、1mぐらい離れていても香りで解るかも。)
結局、原点へ帰ってきた訳だ。
「ほぼラストに」
そろそろ、本格的に分量を覚えようというのと、何処かで明らかに重曹(食用の重曹で、1日体内に5gまでなら問題無いみたい、毎日摂取しないだろうし、因みに工業用の重曹や薬用の重曹は口にしないこと)を使って揚げている所があったので、もしかしてと思いながら実験してみた。
先ず魚の皮むきが、普通の刃を下にして皮を引っ張るやり方で手早く出来る様になってきたので皮を向いておいてから、
100gの粉に1.2~1.5g(量れないので恐らく1g~以上2g以内で)を入れて、
ふった粉に、塩少々(小さじ1/2の更に半分、ストックの塩が荒塩で鱈に少し味を付けてあったので控えた)と
ビールを200cc(どうもビールは粉の倍ぐらいが失敗しない基本のようだが、180cc~170ccぐらいでもう少し生地を硬くしてもアメリカンドッグのように衣の存在感を出せて面白かったかも)を入れて(今回は写真×2、硬さを調節したい時はある程度入れてから、ちょっとづつ衣の硬さをみながら調節する)
衣を作る(あまりかき混ぜ過ぎなかった、かき混ぜ過ぎてグルテンが出つつ、ビールの泡が消えてもツマラナイかなって、泡だて器を使うレシピはきっと炭酸を使わない場合で空気を入れる為かも)。しかも今回は卵無し。ふわっとビールに使われている小麦の香りが立ち上がると嬉しい。
であ、揚げると、↓緑の丸で囲った部分が衣が付いた鱈を持った場所、衣がはがれてしまうんだなー。
ということで、天麩羅屋さんみたいに端っこを持って
で、結構、カリッと揚げ過ぎぐらいに揚げた方が良いみたい。鱈は直ぐ火が入るので、中身より周りをカリッとさせる事が目的というぐらいにカリっとさせる(箸やトングで触ってみるとカリッと感が解る)、ただ、焦げて揚げ過ぎてもちと苦くなるので、茶色が濃くなる1歩手前で出すと良いかも。
まだまだだけれど、人に出せる1歩か1.5歩手前ぐらいまできたかも(出せない訳ではないけれど、じゃあ自信を持って出せるか?というと・・・美味しいお店に比べてフツー過ぎるんだよね、やっぱり衣も美味しくないと、それに今回は出来合いの余っていたポテトに添えたが、瞬時にジャガイモと共にパっと出来ないと、油で揚げるの怖いし、フライヤーでないから中火で常に生地を落とした時に衣の開き方で温度を判断して、別の作業をしながら音で判断するしかなくて、まだ微妙・・・なんだ)
丸を付けた部分が色々なお店のフィッシュ&チップスをなんとなくネットや雑誌とかで紹介している色に近いかも(高級なマ○ンとかア○ットチ○イスとかデ○○イトとかタ○○アとかはキレイな色だったから別だけれど、「地球の歩き方」や雑誌で紹介するのがこんな色が多かった)
見た目、良さ気な所がPenやRSVPなどの雑誌とかに比べ写真だと少ない気がする。
火力(中火で大丈夫だと思うのだけれど)と衣の硬さかなぁ?
個人的には、今回やや上手くいったものより、もっと衣が分厚くて衣の味が解るものが楽しくて好きなんだけれど。これじゃあ衣が薄い(薄いならもっとカリッとしないと)。
(上記に書いた、油に入れた後から衣を足すってのはありゃ、嘘だな・・・なんとなくそんな気がする)
個人的に好きなイギリス製のSARSON(サーソン)のモルトビネガーで。
揚げる度に自分の理想に近くなるけれど、まだ上品過ぎる(↑上記写真は今回5枚揚げたが最初ので、あと5秒ちょっとカリっと揚げても美味しいかも?、ちょっとの勇気が足りないんだ)。
火傷と火事には気を付けよう!!!
(安全は、どの業種・職種でも過剰な程、気を付けるぐらいでやっとスタート・ラインに立てるのかも?、慣れた頃が絶対一番に危ないし)
ベーキングパウダーか卵で今度、より挑戦してみよう(何度も同じレベルに揚げられるようになってやっとだよな・・・)
※なんとなく思ったが、冬になるとジャガイモを洗う水って冷たくて嫌だなあ~、肌の弱い人が飲食業だったら洗剤で手が荒れて、アカギレして出血した所が普通の水でもシミるよなーとたまに我慢出来なくてお湯で洗っていたのだが、なんとなく、ザッと洗ってから、ウェッジカットに切って、水に漬ける時、水を変えて又かき回したりすれば、土って落ちんじゃね?と思った。そういう面ももしかしたら合理的なのかも(フライドポテトはベルギーだが)。
因みにベルギーではフライドポテトにマヨネーズを付けて食べるらしい。
一部、禁断の三度揚げをしてみた。
カリッとは長続きするけれど、ややシツコクなるので、出来るなら1回で、「出来ないならやんなよ!!」って怒られそうな感じ。
今回は出来ていないと思われる部分を青丸で囲ってみた。
昨日の衣が余っていたので(=生地を寝かした状態だよね)、
・胡椒を増やして、塩を僅かに足して、80mlのビールで溶きながら、少し強力粉と小麦粉を足して、粘度を少し増やしてみたので、衣とビネガーの相性も良くなっている気がした(胡椒が良いのかな?)。
・あと鱈の身が練習用だから古いのか、ポロポロしてしまうので、もう少し周りを粉で固めてから、はたいて、生地を付けた方が良いのかも?
(ワリとちょっとづつ安定してきたような気もするけれど↓)
「やっと試作品ですが、練習ものですが、よろしかったら無料ででも1口だけお試し頂けませんか?
そんな、感想なんて、滅相も無い、概ね解りますから」と謙虚に言うような感じか。
(実際ほぼ想像したとおりだったし、ちょっとだけ僅か~に上をいっていた感じ)
あと49回~51回ぐらい揚げれば、なんとなく先の景色が見える感じもするが。
(生地や衣の)方向性も安定して見付かり、それを見て同じように続けられるだろうし
過酷な肉体労働で疲れ、空腹を抱えて帰ってきた旦那さん達に、淡白な鱈に衣を付けて揚げることで、ボリュームを増し、ビタミン豊富なチップス(フライドポテト)を添えたものから始まったと言われる説だ。
このフィッシュ&チップスに塩とモルトビネガーをこれでもか!!と大量にかけて食べるのが本物(←何度も食べていると「その方が美味しい」と言われる理由が解る)と言われるが、
塩については、鱈や衣にシッカリ味を付けるものや健康志向を考えてか塩が出てこない店も最近の日本では殆どだ、結構前の旅行ガイドでは「塩も」と出ていたので最近旅行ガイドを観ていないので一応参考までに書いておく。
もし店舗で出す時、業務用の加工してあるフライドポテトを買うと高いので、契約農家と交渉して直接ジャガイモを仕入れた時、戦場の様な忙しい営業中に(稀に営業中トラックが着く時がある→従業員総出で店内に運び込むという作業がある)、業務用の冷凍フライドポテトの如く、ササッと出来ないかな?と人生で1回は考えるもので、
自分で下ごしらえから加工して、1品分づつ冷凍して、おけないかな?と、試してみた過程で、フィッシュ&チップス(以下F&C)の明確な練習もしておこうと思った。
案の定、ネットにはありとあらゆるレシピが出ていて、とりあえず、以前作ったベーキングパウダーで衣を膨らませる技はもう試したし、あまり膨らませる食材は使いたくないなって思って、炭酸水(本当はビールだから、「THE、JAPNESE、ビール」で作ろうと思ったが、発泡酒を見付けてもしやこれでも出来るかも?と考え、そのうちノンアルコールビールで出来るかも?とどんどん下がってきて、結局和食の天麩羅屋さんが使う普通の炭酸水だけで出来ないかな?となった。ビールの麦系の味だから、モルトビネガーが合うのかもしれないが、うちはワインビネガーだし、炭酸水で良いか?って)
で、最初、ジャガイモを下茹でして、様々なバリエーションで冷凍しておき、後日F&Cを作る時に一緒に油にぶち込むだけにして準備しておいた(火傷をしないようにね、料理は慣れた頃、必ず火傷や怪我をするから)。
↓
(詳しくは「フライドポテト」の項を参照)
ではF&Cに戻って、
①失敗した1回目は炭酸と粉だけで(前は成功したのに)、
急に他の用件が入って(揚げ物をする時は絶対その場を離れてはダメ)、分量を間違えて、
経験も浅くてヒドイ。(浅草の大○屋の天汁に付けた天丼みたいだ。タレで黒いのが名物)
大失敗(前は上手くいったのになー。ベイキングパウダーだったからか)。
②おそらく成功した2度目は、後日他の予定が入らない時に、薄力粉100gを軽量しておく(計りは片付けてしまうとラク、料理は常に片付けながら同時行う)。
鱈(骨を抜けば良かった、皮は気にならなければ、身割れするからなるべく剥ぎたくない)に自分の場合は胡椒を軽くふって(なくてもいいが・・・鱈が古い場合は有効、甘塩でなければ塩もホンの少々)
、粉(分量外)をまぶしておく。
その間に、冷凍したポテトを
130度に温めた油へ投入。
片栗粉verはダメだな。(小麦粉verで冷凍庫から出して直ぐ130度の高温に入れないと)
もう下茹でしてあるので火が通っているから、分解された時点で、お盆に敷いた新聞紙(又はキッチンペーパー)に上げてしまう。
その後、鱈の衣に戻り、(まあ、鱈が1番後でも良いんだけどね・・・自分はこの手順が好き。)
卵と、炭酸水100ml(粉100gに対し←絶対この割合ではないかもしれないが、解り易い。)をゆっくり様子を見ながら入れ混ぜる(多少のダマが残っても構わない、とにかくなるべく熱を加えない事と炭酸の泡を消さないようにサクッとね!)。
↓鱈をくぐらせて、140度~150度の油に投入(弱火でも火を賭け続ける限り、温度は上がるので注意、ただ具材を入れると油の温度は下がるので経験が諸にモノを言う。でもや火傷や火事には料理よりも注意ね!!)。
※1回目は油の中の鱈にかき揚げみたいに衣を垂らさなかった。
おっと、温度が上がり過ぎたので火を止めよう。
いい感じに揚がって、これは先に作っておいたシューストリングのポテトに添えよう
(詳しくは「フライドポテト」の項を参照!!)
③次は、同じレシピで2個同時に、余った衣をかき揚げみたいに上から足してみた。
(大きくする為?レシピがいろいろあって。イギリスで主食の如く食べた時は、F&Cを食べるというより、旅先でトイレを店舗で探す事の方が重要だったのであまり、覚えていない、島国の気質だからか、田フランスよりも旅人に厳しかった事しか印象に残らなかった。イギリスが好きでも合う合わないってあるよな、フランスの方が陸続きだから大らかというか、黄色人種が差別される場合もあるらしいけれど、庶民のお店ではそういう事は一切無かった)。
天麩羅みたい。油をかけながら高温で揚げる(高温で揚げないと、カラッとならない)。
ひっくり返す時、油がハネないように(火傷しない様にね)。
鱈が完成したら、
先ほどの新聞紙に揚げておいたフライドポテトを、高温の油の中へ投入。
具材を投入して温度が下がったら温度を上げる。(常に火傷と温度に注意しながら、高温で1分~1分半、カラッとなるまで揚げる。・・・ちょっと温度高過ぎだな火を切らねば↓火事とか火傷に注意しなければ。安全とはクドイと思うぐらいに注意しても足りないぐらいなんだ。)
で、ザルに開け、塩をふり、
アツアツを皿に盛る(こうすればチップスも鱈も温かい・・・鱈がアツアツが良ければ順序は変えても良い、自分はポテトもアツアツが好きなだけ)。右②、左③
塩と(甘塩の鱈の場合は塩を少な目に、少しでもふると美味しい)、ビネガー(イギリス人はモルトビネガーをこれでもかとドバドバかけて食べる、実際その方がサッパリして美味しい。やっぱパン粉の白身魚フライじゃないからタルタルではないよね!!、タルタル好きだけど、やはりニセモノは文化を捻じ曲げて伝えてしまうからという理由で絶対に良くないと思う。)
↓上から衣を足さなかったもの。卵の影響かヤケに上手に出来た。
↓上から衣を上から足した2枚目・3枚目を焼いている間1枚目が少し冷めてしまったのが↑残念。
食べきれるのかな?と主食をジャガイモに頑張ったのだが、一皿残ってしまった。
後日(というか明日又F&Cかよ・・・)オーブンでカラッと温められないか?挑戦してみよう。
今回、これでもかとF&Cを食べていたら、日本人からしたら、もの珍しいF&Cが、何故世界ではファーストフードやB級グルメと言われているか、解った。
(そのぐらい食べた。イギリスに居る時は、毎食違う店で食べていたので、やはり店によって秘伝の技があって、味がそれぞれ違うけれど、今回一緒だったので飽きた。甘塩の鱈じゃなかったら、下味に塩を少々付けられたんだけれどな。)
あと骨はやはり、抜いておいた方が食べ易い(日本だと切り身だから身割れし易くて、鱈の骨大きいから大丈夫か?と思ったけれど、衣が付いている分、何処に入っているか解らん)
それ以外は、ほぼ完璧に大成功だった。
今後は、味の調整だな。
(手順は解ったから、今度は微妙な味のニュアンスに研究を費やせる)
残った油は、濾して(天麩羅屋さんじゃあるまいし、家では1回1回捨てていられない)
お盆に敷いておいた新聞紙(やボロ布・習字の使った紙)で拭いてからササッとキレイに洗う。
※飛び散った油も拭く。
ザルの目・穴あきお玉の目は、油が凄いので、衣を作ったボールに洗剤と共に入れ洗い易くしておく。
片付けながら調理・料理をしていくと、次の工程がアタマに常に浮んだ常態で余裕を持って作れるし、整理整頓が上くなる。食べている時、”ああ~、この後、片付けが待っている~」”と思うと、美味しく食べられないしね、味だけでなくそこまでが感謝だ。)
片付けまでが料理。
翌日、又、余ったフィッシュ&チップスを鉄板に乗せ、オーブン(トースター)で温めて食べた。カリッとはなったけれど、中まで中々温まらなくて、やっぱりアツアツが1番良いね。
(レンジでチンしてから、オーブンにすれば良かったのかな?、でも衣がレンジでビシャっとした分、カリッとさせるまでに時間がかかりそう。
あと、狭い鍋で2個いっぺんに揚げて、衣を上からかけると上手くかからないかも。
(2つの高低差の関係で)
まだまだだなあ~
④次は皮と骨を取って一口大に、(皮は意外に剥ぎ易かったがたまに身割れする・・・最初、サンマ等の皮を引くように切れ目を入れてから、皮を剥いでいくと良いかも。この時の薄力粉と炭酸水は80gとmlで。)
残った皮は、衣を付けて揚げて(この時、油と皮の中の水がハネる!!)、スイートチリソースで食べた、確かアジアを旅している時、そんな料理があったような。
(色がグロいので、写真をブラして、一応)
今回のレシピでは、卵と粉と炭酸だけで「ひたすらかき混ぜろ」と今までのレシピとは真逆の事が書いてあった(しかもイギリス人シェフの)。なので、ひたすら箸でかき回す。
「スプーンの背に付けて落ちないぐらい」(←いや、どんなにやっても落ちるって)と書いてあったが、キリが無いので、ハンドミキサーを投入。
やや、硬みが付いたかな?って感じだけど、実際に揚げてみると、
おお~、なんと美しい色なんだ。(でもあれだけかき回して、炭酸の泡を潰したから、炭酸を入れた意味があるのか?と一瞬思ったが)
味は、少し上品過ぎるかな~って感じ、天麩羅屋さんの天麩羅みたいで、ロンドンのは、もっと衣が、良いあたたかい意味でモサッとしていたような。まるでお芋天みたいな焦げ方もしていた。
マッシュピースを付けてみた。どれが本当なのだろう~、個人的には、炭酸と薄力粉をサクッと混ぜたVerが近い気がする。
⑤更に追加の最後は、スタウト(←上面発酵の黒いビールのこと)ビールを使って、本格的なレシピ(卵1:薄力粉100g:スタウト50ml:水50ml・・・水?!!っそっかスタウトを入れ過ぎてはいけないのと、薄力粉と同量にしなければいけないからからか!!。)で、一口大ではなく、一切れの半分ぐらいのサイズで(1口大2個分)。
粉を軽量する時に、「少し」多過ぎたら、どうせタラに粉を付けるのだから
ポテトにも付ける。(【ポテトには】強力粉の方がザクザクして良いのだけれどね)
少し生地を置いてから揚げた(上から余った衣を足す、「かき揚げ方法」はしてもしなくても自由に)。
半切れの大きさはアリ!!、飽きないけれど少なくも無い、次々手が止まらなくなる量で、日本人に丁度良いサイズかも。いっぱい食べたければ↓大きいサイズが良い!!
余っても丁度良い量。コロモがパリパリして、これにビネガーをドバドバかけて食す。
やっぱ、卵とスタウト(炭酸)を入れると手堅く出来て美味いしいな(でも余ったスタウトは強いから苦手だペールエールの方が見た目フルーティーというか、バランスが取れていて好き、同じエールなのにね。炭酸の種類にもよって出来上がりの味が変わってくるのかも。)。
ビールは糖分があるから、ホンの少しでも焦げ易いから、色がやや茶色っぽくなるね。
(タラは割合早く火が通るから。余熱もあるし。ある程度、1mぐらい離れていても香りで解るかも。)
結局、原点へ帰ってきた訳だ。
「ほぼラストに」
そろそろ、本格的に分量を覚えようというのと、何処かで明らかに重曹(食用の重曹で、1日体内に5gまでなら問題無いみたい、毎日摂取しないだろうし、因みに工業用の重曹や薬用の重曹は口にしないこと)を使って揚げている所があったので、もしかしてと思いながら実験してみた。
先ず魚の皮むきが、普通の刃を下にして皮を引っ張るやり方で手早く出来る様になってきたので皮を向いておいてから、
100gの粉に1.2~1.5g(量れないので恐らく1g~以上2g以内で)を入れて、
ふった粉に、塩少々(小さじ1/2の更に半分、ストックの塩が荒塩で鱈に少し味を付けてあったので控えた)と
ビールを200cc(どうもビールは粉の倍ぐらいが失敗しない基本のようだが、180cc~170ccぐらいでもう少し生地を硬くしてもアメリカンドッグのように衣の存在感を出せて面白かったかも)を入れて(今回は写真×2、硬さを調節したい時はある程度入れてから、ちょっとづつ衣の硬さをみながら調節する)
衣を作る(あまりかき混ぜ過ぎなかった、かき混ぜ過ぎてグルテンが出つつ、ビールの泡が消えてもツマラナイかなって、泡だて器を使うレシピはきっと炭酸を使わない場合で空気を入れる為かも)。しかも今回は卵無し。ふわっとビールに使われている小麦の香りが立ち上がると嬉しい。
であ、揚げると、↓緑の丸で囲った部分が衣が付いた鱈を持った場所、衣がはがれてしまうんだなー。
ということで、天麩羅屋さんみたいに端っこを持って
で、結構、カリッと揚げ過ぎぐらいに揚げた方が良いみたい。鱈は直ぐ火が入るので、中身より周りをカリッとさせる事が目的というぐらいにカリっとさせる(箸やトングで触ってみるとカリッと感が解る)、ただ、焦げて揚げ過ぎてもちと苦くなるので、茶色が濃くなる1歩手前で出すと良いかも。
まだまだだけれど、人に出せる1歩か1.5歩手前ぐらいまできたかも(出せない訳ではないけれど、じゃあ自信を持って出せるか?というと・・・美味しいお店に比べてフツー過ぎるんだよね、やっぱり衣も美味しくないと、それに今回は出来合いの余っていたポテトに添えたが、瞬時にジャガイモと共にパっと出来ないと、油で揚げるの怖いし、フライヤーでないから中火で常に生地を落とした時に衣の開き方で温度を判断して、別の作業をしながら音で判断するしかなくて、まだ微妙・・・なんだ)
丸を付けた部分が色々なお店のフィッシュ&チップスをなんとなくネットや雑誌とかで紹介している色に近いかも(高級なマ○ンとかア○ットチ○イスとかデ○○イトとかタ○○アとかはキレイな色だったから別だけれど、「地球の歩き方」や雑誌で紹介するのがこんな色が多かった)
見た目、良さ気な所がPenやRSVPなどの雑誌とかに比べ写真だと少ない気がする。
火力(中火で大丈夫だと思うのだけれど)と衣の硬さかなぁ?
個人的には、今回やや上手くいったものより、もっと衣が分厚くて衣の味が解るものが楽しくて好きなんだけれど。これじゃあ衣が薄い(薄いならもっとカリッとしないと)。
(上記に書いた、油に入れた後から衣を足すってのはありゃ、嘘だな・・・なんとなくそんな気がする)
個人的に好きなイギリス製のSARSON(サーソン)のモルトビネガーで。
揚げる度に自分の理想に近くなるけれど、まだ上品過ぎる(↑上記写真は今回5枚揚げたが最初ので、あと5秒ちょっとカリっと揚げても美味しいかも?、ちょっとの勇気が足りないんだ)。
火傷と火事には気を付けよう!!!
(安全は、どの業種・職種でも過剰な程、気を付けるぐらいでやっとスタート・ラインに立てるのかも?、慣れた頃が絶対一番に危ないし)
ベーキングパウダーか卵で今度、より挑戦してみよう(何度も同じレベルに揚げられるようになってやっとだよな・・・)
※なんとなく思ったが、冬になるとジャガイモを洗う水って冷たくて嫌だなあ~、肌の弱い人が飲食業だったら洗剤で手が荒れて、アカギレして出血した所が普通の水でもシミるよなーとたまに我慢出来なくてお湯で洗っていたのだが、なんとなく、ザッと洗ってから、ウェッジカットに切って、水に漬ける時、水を変えて又かき回したりすれば、土って落ちんじゃね?と思った。そういう面ももしかしたら合理的なのかも(フライドポテトはベルギーだが)。
因みにベルギーではフライドポテトにマヨネーズを付けて食べるらしい。
一部、禁断の三度揚げをしてみた。
カリッとは長続きするけれど、ややシツコクなるので、出来るなら1回で、「出来ないならやんなよ!!」って怒られそうな感じ。
今回は出来ていないと思われる部分を青丸で囲ってみた。
昨日の衣が余っていたので(=生地を寝かした状態だよね)、
・胡椒を増やして、塩を僅かに足して、80mlのビールで溶きながら、少し強力粉と小麦粉を足して、粘度を少し増やしてみたので、衣とビネガーの相性も良くなっている気がした(胡椒が良いのかな?)。
・あと鱈の身が練習用だから古いのか、ポロポロしてしまうので、もう少し周りを粉で固めてから、はたいて、生地を付けた方が良いのかも?
(ワリとちょっとづつ安定してきたような気もするけれど↓)
「やっと試作品ですが、練習ものですが、よろしかったら無料ででも1口だけお試し頂けませんか?
そんな、感想なんて、滅相も無い、概ね解りますから」と謙虚に言うような感じか。
(実際ほぼ想像したとおりだったし、ちょっとだけ僅か~に上をいっていた感じ)
あと49回~51回ぐらい揚げれば、なんとなく先の景色が見える感じもするが。
(生地や衣の)方向性も安定して見付かり、それを見て同じように続けられるだろうし