エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

上を向いて歩こう・・・そこに深まる秋があるから

2010年11月16日 | 日記
上を向いて歩こう。
坂本九が歌って世界的にヒットした「スキヤキ」のタイトルであり、歌い出しの歌詞である。

このモチーフは、涙がこぼれないように上を向こうと歌うのだけれど・・・ぼくは季節を確認するために上を向こうと言いたいのである。
ほんの少し視線を上げるだけで良いのである。



秋という季節は色彩の魔術師である。



太古、日本が神話の国だったころ、ぼくは秋の紅葉する一片(ひとひら)のモミジの葉であったかもしれない。
でもひょっとしたら「スサノオ」の逆鱗に触れて儚(はかな)くも散り行くモミジの葉に変えられたのかもしれない。

などと空想を膨らませるのも楽しい。



そんな感傷的なイメージに捉われてしまう季節でもあるのだ。
ペーソスという時間が流れる。

深々としたチェアーに腰を沈めて、秋を満喫したいものである。



しかもこの時期には白く立ち枯れたススキの穂も輝いてくれる。



赤く染まる空気。
ぼくも染まってしまいたい!などと思い込む。

それが楽しい。



ふっと視線を上げる。
そこにナウマン象がいたら・・・もっともっと楽しい。




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                     荒野人


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1 コメント

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Unknown (ripple)
2010-11-16 09:14:36
芽ぶきの春は
元気になるが
紅葉の秋は
優しくなれる
ような気がする
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