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*ヴェリー
トマス・ヴェリー
ニューヨーク市警察で部長刑事を勤めるデンマーク系アメリカ人。クイーン警視のもっとも信任厚い部下。
屈強な大男で、その膂力を誇る伝説には事欠かない。ともすれば「雄牛」だの「かば」だのと仇名され、『日本庭園の秘密』では某キャラから「人食い猿」呼ばわりされている。
『九尾の猫』によると既婚者で一女の父。バーバラ・アンという娘がいる。
職掌がら、主にニューヨークを舞台にした作品全般に登場するが、短編「七月の雪つぶて」では珍しくマンハッタンを離れて北部の丘陵地帯まで出向く。
なお、この部長刑事の呼び方ですが。
エラリイは一貫して“ヴェリー”と姓で呼びますが、警視の場合、少なくとも国名シリーズから『ドラゴンの歯』までは専ら“トマス”とファーストネームを使っています。
ところが『靴に棲む老婆』以降これが“ヴェリー”一辺倒になるのだ★ エラリイ式の呼び方に引きずられたか?
やはり私としては、国名シリーズ以降ライツヴィルあたりで父から子への“書き手”の交代があったんじゃないかと睨んでいます(^^)*注
(Matorjiska)
(注)クイーンズ・クロニクル 参照
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