=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

砥ぐ砥ぐ砥ぐ つづいてます

2009年04月21日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
鉋や鑿を研ぐための砥石類です。

右から

仕上げ砥石

仕上げ砥石を平らにするためのダイヤモンド砥石

中仕上げ砥石

中仕上げ砥石を平らにするための予備の中仕上げ砥石

中仕上げ砥石を平らにするための砥石砥ぎ

が並んでいます。


本来はこの先に、中仕上げをする前の荒仕上げ砥石などがあります。

先日の実習中、校長先生が言っておられました。

「砥石は砥ぎの定規である」


そのために、砥ぐ砥石を平らにするための砥石 なんていうミイラ取りがミイラになったような代物がでてくるのです。

しかし、これらをしっかりやらなければ後工程のすべてに影響を与え、決していい仕事ができないことが明らかなのです。

邪心を持ったり、いい加減な気持ちで砥いでいると、間違いなく砥いだ面は歪んできます。

そうしたわかりやすい世界に憧れたことも木工の世界を選んだ理由です。

そして今、それを実感しています。


本日もひたすら鑿砥ぎに従事しております。

しかし先生のOKはなかなか出ません。ひたすら砥いで、その砥いだ砥石を平らに砥ぐ。そして仕上げ砥石でまた砥ぐ。
それをひたすら行っています。

自分は癖が悪いのか、飲み込みが悪いのか、うまく砥げない自分がふがいなく腹が立つこともしばしばですが、とにかく明日からもまっすぐな気持ちで取り組むしかありません。

会社であれば、こんな利益にならない準備作業は就業時間外に行わなければいけないはずです。それをここ学校はしっかり昼の時間を使ってやらせてもらえる。

日々に感謝をしながら。。。
コメント (1)
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