=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

引出の工程

2011年11月12日 | 【志事】独立を選んでからの日々
引出には今回、栗の木を使いました。

栗の木の耐久性はきわめてたかく、とりわけ水湿に強いので、

昔から水廻りに使われたり、線路の枕木などにも利用されてきました。



まず板をひっぱりだしてきましたが、
最初は、こんな状態です。はっきりいってあまりきれいではありません。



今回は引出を5杯作るのですが、四角い枠を作るだけでもこのくらいの枚数が必要になります。さらに引出の底の板で、これと同量近い量の板がさらに必要です。
結局、引出って5面の箱をいくつも作るので、結構な量の木材を使うんですね。
並べてみると、自分でも改めてそう思いました。
(当たり前ですが、失敗はできない(笑))


さて、次に木の耳といって、皮の部分を切って、
それから、各引出の寸法に合わせて長さをぶったぎったところです。



そこに今度は手押し鉋と自動鉋という機械を通して、厚みを一定にしました。



このあと、
幅を決めて、加工に入っていきます。


(ちょっはしょってますが・・・)

加工完成。



あとは組み立て。

といった流れになります。

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