=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

見えないところにお金をかけて

2010年12月23日 | 【インタビュー】木の先人方


最近、古民家にかかわることが多かったこともあり、

古民家再生で有名な建築家にお会いしてきました。

茂原の「熊家民家再生」の岩熊さまです。


熊家民家再生は、
雑誌「古民家スタイル」の2010年版をはじめ、
いろいろな雑誌に取り上げられています。

→「古民家スタイル」


熊家民家再生では、

■「家は作品でなく、住むところ」として、

快適性を第一にして(場合によっては表面的な見栄えよりも実用性重視)、
できる限りのコストダウンを図っていました。

実際、拝見させていただいたご自宅兼オープンハウスでは、全てをナショナルブランドで統一するのではなく、アイデアを活かしホームセンターで購入した材料をさりげなく使っていたり、その実践がうかがえます。

岩熊さんいわく、

■「家は見えないところにお金をかけてほしい」

基礎や構造など、あとで手を入れられないところにこそ、贅沢をしたほうがより長く快適に過ごせるそうです。

そして、お客様との打ち合わせ内容に細かく対応するために、
岩熊さんは、設計士という立場にとどまらず、
大工さんやその他業者さんをまとめ、

■「施工管理まで一貫」

して行っているそうです。
つまり全体を管理する工務店の役割までしているということです。
これは、なかなか珍しいそうです。

古民家に住まれるお客様の求められている家具などについても、
いろいろとお話ができました。

いつか岩熊さんが手がけられるような立派な古民家に、
家具を納められたらいいなあと思います。


→「熊家民家再生HP」
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