きっと今日の体験は、
自分の原点になると思う。
自分の作った品を喜んでいただける、買っていただける。
うれしいような寂しいような、私は経験ありませんが娘を嫁に出すような気持ちとはこのような感じなのでしょうか。
技専祭の木工品展示販売が本日終了いたしました。
足元が悪い中、大勢のお客様に来場頂きこちらもびっくりしました。
ありがとうございました。
販売員だった私も
会場中を見ていましたが、どうしても自分の作品が気になってしまいます。
見向きもされていなかったらどうしようとか、人が寄ってきているだろうかとか。
抽斗の開け閉めをチェックされていたり、蟻組みの箇所を細かく見られていたり、
そして「買ってもいいよ」という抽選券が何枚かは入っているのだろうかとか。
結果、
即売のドレッサーには4名の女性の方が名乗りを上げてくださり、ジャンケンでひとりの奥さんに購入して頂くことが決まりました。小さなお子さんとまだ首が据わっていない赤ちゃんをおんぶされてのお母さんです。
子育てに忙しい中でも、きれいな奥さんとしてお化粧に使っていただければと思います。
そして田舎箪笥は、私も最初の作品として購入したかったので、
知り合いの抽選券を集め参戦したのですが、
およそ20倍くらいの競争率で、惜しくも買うことはできませんでした。
当たったお客様は、
小学生くらいのお子さんでした。
サクラで作った箪笥ですよとお話すると、お母さんが「自宅にある他の家具もサクラでできているのでちょうどよかった。大切に使いますね」
とおっしゃって頂けました。高遠に住まれているお客様で、箪笥もサクラの名所高遠に落ち着くことができてよかったと思います。
プチプチのビニールで梱包し、お客様の車まで運ぶときは、その重さをズッシリと感じ感慨深いものがありましたが、まさに送り出すといった気持ちでした。
振り返れば、もともとの木工の志望理由は、
「人として生かされているのであれば、何かしら社会に役立つことを腰を据えて信念を持ってやっていきたい。」
その手段として「木工」を選びました。
したがって、ちょっと偉そうになるかもしれませんが、他人のために作らせてもらう、逆に言えば自分が使うものを作ることはもともと考えていませんでした。
だから、無印良品のチェストのある私の部屋に自分で作った田舎箪笥を置くことはありえませんし、男の私がドレッサーを置いておめかしすることもおそらくないでしょう。
そんな気持ちで作り始めた作品でしたが、
まあやっぱり苦労して作っているうちに愛着も湧いてきます。
また最初の作品ということで、実家に置かせてもらえればいいなと思ったので、
買えなかったことはちょっと残念です。。。
でも、
これから、あの家具たちがお客さまの家でどのような生活をともにしていくのか考えると、それも楽しみです。
お客様が目の前で、
いいと思ってくださる
買ってくださる
使ってくださる
今日の体験は、
「モノを作り、それを直接ユーザーに提供できる喜び」であり、
それは、自分のこれからの原点になると思います。
◆箪笥の引き出しをチェックされるお客様
◆Kちゃんが作った階段箪笥も自分で買うことができず、パパの箪笥を持って帰れないと泣いていたHる。父親冥利に尽きますね。
◆動物チェアーに座る子供
◆ドレッサー
◆ドレッサーの鏡を、割れてしまったときのことも考え取り外し可能にした細工。この細工で結構な時間がかかり、また先生に怒られる羽目にもなりましたがよかったです。
◆Yくん、Sさんのダイニングテーブルセットでくつろぐ来場者
自分の原点になると思う。
自分の作った品を喜んでいただける、買っていただける。
うれしいような寂しいような、私は経験ありませんが娘を嫁に出すような気持ちとはこのような感じなのでしょうか。
技専祭の木工品展示販売が本日終了いたしました。
足元が悪い中、大勢のお客様に来場頂きこちらもびっくりしました。
ありがとうございました。
販売員だった私も
会場中を見ていましたが、どうしても自分の作品が気になってしまいます。
見向きもされていなかったらどうしようとか、人が寄ってきているだろうかとか。
抽斗の開け閉めをチェックされていたり、蟻組みの箇所を細かく見られていたり、
そして「買ってもいいよ」という抽選券が何枚かは入っているのだろうかとか。
結果、
即売のドレッサーには4名の女性の方が名乗りを上げてくださり、ジャンケンでひとりの奥さんに購入して頂くことが決まりました。小さなお子さんとまだ首が据わっていない赤ちゃんをおんぶされてのお母さんです。
子育てに忙しい中でも、きれいな奥さんとしてお化粧に使っていただければと思います。
そして田舎箪笥は、私も最初の作品として購入したかったので、
知り合いの抽選券を集め参戦したのですが、
およそ20倍くらいの競争率で、惜しくも買うことはできませんでした。
当たったお客様は、
小学生くらいのお子さんでした。
サクラで作った箪笥ですよとお話すると、お母さんが「自宅にある他の家具もサクラでできているのでちょうどよかった。大切に使いますね」
とおっしゃって頂けました。高遠に住まれているお客様で、箪笥もサクラの名所高遠に落ち着くことができてよかったと思います。
プチプチのビニールで梱包し、お客様の車まで運ぶときは、その重さをズッシリと感じ感慨深いものがありましたが、まさに送り出すといった気持ちでした。
振り返れば、もともとの木工の志望理由は、
「人として生かされているのであれば、何かしら社会に役立つことを腰を据えて信念を持ってやっていきたい。」
その手段として「木工」を選びました。
したがって、ちょっと偉そうになるかもしれませんが、他人のために作らせてもらう、逆に言えば自分が使うものを作ることはもともと考えていませんでした。
だから、無印良品のチェストのある私の部屋に自分で作った田舎箪笥を置くことはありえませんし、男の私がドレッサーを置いておめかしすることもおそらくないでしょう。
そんな気持ちで作り始めた作品でしたが、
まあやっぱり苦労して作っているうちに愛着も湧いてきます。
また最初の作品ということで、実家に置かせてもらえればいいなと思ったので、
買えなかったことはちょっと残念です。。。
でも、
これから、あの家具たちがお客さまの家でどのような生活をともにしていくのか考えると、それも楽しみです。
お客様が目の前で、
いいと思ってくださる
買ってくださる
使ってくださる
今日の体験は、
「モノを作り、それを直接ユーザーに提供できる喜び」であり、
それは、自分のこれからの原点になると思います。
◆箪笥の引き出しをチェックされるお客様
◆Kちゃんが作った階段箪笥も自分で買うことができず、パパの箪笥を持って帰れないと泣いていたHる。父親冥利に尽きますね。
◆動物チェアーに座る子供
◆ドレッサー
◆ドレッサーの鏡を、割れてしまったときのことも考え取り外し可能にした細工。この細工で結構な時間がかかり、また先生に怒られる羽目にもなりましたがよかったです。
◆Yくん、Sさんのダイニングテーブルセットでくつろぐ来場者