=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

作業日報「そのお値段250,000円也」

2010年03月05日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
明日はいよいよ技専祭。

販売される木工製品は、2種類に分けられていて、

1.即売方式
2.抽選方式

があります。


1は、買いたい商品の前に並んだ人たちでジャンケン。買った人が変えますが、原則各製品のジャンケンはほぼ同時刻に行われるため、買えたとしても一人ひとつしか買えません。

2は、来場者に5枚の抽選券が配られ、買いたい商品に投票しておくと後で抽選されます。


私の田舎箪笥は、
2の抽選方式となっていますが、
いったい何票が入るかわかりませんが、結構当たるのは難しいと思っています。
したがって今夜が見納め。

振り返れば、製作を始めたのは、昨年9月。
こちらの日報でも作業時間をメモさせていただいてきましたが、
先日その作業時間を集計してみると、
恐ろしい数字が!

作業時間 計324時間

そこに、長野県の最低賃金681円

を掛けてみると、

220,644円。

さらに材木代、金具で最低3万円はかかっているので、

しめて、25万円。

それがこの箪笥の単純な製造原価になります。
(もちろんこんなんでは商売になりませんし、誰も買ってくれません)

明日は、きっとこの10分の一くらいにはなるかと思われますので、(これ以上はインサイダー?になるので書けません)ご興味をお持ちいただけた近隣の方は是非足をお運びください。

願わくは、
一枚も抽選券が入っていたい状態、つまり誰も欲しくないということですが、
その場合は、
「即売に変更」
という黄色いお札が貼られることがないように祈っています。





そしてもう一作品がドレッサーです。

こちらは今から再び学校に行き、仕上げの塗装をしてきます。


スツールは私の作ったものではなく、学校にあった過去の生徒さんのもののようですが、
今回特別に「おまけ」としてセットになりました。

こちらのスツールも私と無関係であったわけではなく、
昨年骨折をしていたときに、作業場でよく腰掛けさせてもらって私を助けてくれたありがたいスツールです。

そのほかにはクラスメートの力作が7,80点はあるかと思います。
お楽しみに!




ご興味のある近隣の方は是非足をお運びください。
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