先述したように、
ばあちゃんが天国に旅立って
1週間すぎた。なんだか、あっというま。
初七日も終え、娘である、ママりんとその姉妹3人がそれぞれ自宅に戻った。
そのさい、
ささやかながら、ばあちゃんの形見を
分けようという話になったんだそうな。寝たきりで10年近いと、
そりゃ、持ち物はたいそうシンプルになっていたようで、
わずかな品々を前に昔話に花がさいたそうな。
ささやかな形見の中に、昔から身につけていた前掛けと、時計があった。
前掛けは、お洗濯して、うちのママりんが持ち帰った。
もうひとつ、
すっかり、故障した小さな時計。
もう、電池を入れても動かない。
まさに、おおきなのっぽの古時計ならぬ、
ちいさな、ちいさな古時計である。
内地に住む叔母が、その時計を持ち帰ることになった。
いよいよ、帰宅のだんになり、
荷造り。急がない物は宅配便を使う。
時計をその荷物にまとめて、封をした。
最後の北海道の晩に床についた叔母は、ふと、腰を揉む手つきき目が覚めた。それは、思いがけなく痛いくらい強い揉みで、声が出そうなかんじを、明確な意識の中感じたそうな。きっと、いろいろつかれたから、
「お疲れ様って事かねぇ。」
なんて、翌朝、出発前に笑って言った。でも、
「揉みがきついっちゅーの!」なんて、突っ込み入れそうになったらしい。
叔母が、自宅に戻り疲れを押して荷物をとくと、
なんと
ちいさなちいさな古時計は、
まるで、電波時計と同じ時を正確に刻んでいたそうな。
なにか、接触が悪かったのか、よくわからないけど、
とにかく、何年も動かなかった時計が再び動き出したということ。
ばあちゃん、やっとこ、動けるようになって、イタズラしたかー?
なんてね。
なんかさ、ちょっとジーンとしたわ。
そんで、またしても
かっくいーぜ、ばあちゃん。 最後までファンキーだね。
不思議な話でした。
ばあちゃんが天国に旅立って
1週間すぎた。なんだか、あっというま。
初七日も終え、娘である、ママりんとその姉妹3人がそれぞれ自宅に戻った。
そのさい、
ささやかながら、ばあちゃんの形見を
分けようという話になったんだそうな。寝たきりで10年近いと、
そりゃ、持ち物はたいそうシンプルになっていたようで、
わずかな品々を前に昔話に花がさいたそうな。
ささやかな形見の中に、昔から身につけていた前掛けと、時計があった。
前掛けは、お洗濯して、うちのママりんが持ち帰った。
もうひとつ、
すっかり、故障した小さな時計。
もう、電池を入れても動かない。
まさに、おおきなのっぽの古時計ならぬ、
ちいさな、ちいさな古時計である。
内地に住む叔母が、その時計を持ち帰ることになった。
いよいよ、帰宅のだんになり、
荷造り。急がない物は宅配便を使う。
時計をその荷物にまとめて、封をした。
最後の北海道の晩に床についた叔母は、ふと、腰を揉む手つきき目が覚めた。それは、思いがけなく痛いくらい強い揉みで、声が出そうなかんじを、明確な意識の中感じたそうな。きっと、いろいろつかれたから、
「お疲れ様って事かねぇ。」
なんて、翌朝、出発前に笑って言った。でも、
「揉みがきついっちゅーの!」なんて、突っ込み入れそうになったらしい。
叔母が、自宅に戻り疲れを押して荷物をとくと、
なんと
ちいさなちいさな古時計は、
まるで、電波時計と同じ時を正確に刻んでいたそうな。
なにか、接触が悪かったのか、よくわからないけど、
とにかく、何年も動かなかった時計が再び動き出したということ。
ばあちゃん、やっとこ、動けるようになって、イタズラしたかー?
なんてね。
なんかさ、ちょっとジーンとしたわ。
そんで、またしても
かっくいーぜ、ばあちゃん。 最後までファンキーだね。
不思議な話でした。