植野美枝子料理・菓子スタジオの毎日

料理・菓子研究家奮闘の毎日を綴るブログ
著書:作りおき・使いまわしおかず365日他 

チョコレート自分史振り返り。(サロン・デュ・ショコラ初日に行って来ました)

2019-01-27 09:33:24 | チョコレート・ヴァレンタイン

 新宿NSビルのサロン・ドゥ・ショコラへ行ってきました。
毎年パリか日本のサロン・ドゥ・ショコラ、どちらかに何とかして辿り着いています^^



 2005年にル・コルドンブルーを卒業、製菓を勉強して以来、パリのパティスリー、ショコラトゥリーに魅了され、
何度も何度もパリへ通ってはボンボンショコラの作り方を学びました。
 その後2012年ごろから6年間ベトナムのスイーツ開発の仕事をしていたので、赤道を挟んで北緯・南緯20度以内の地域で育つカカオ豆だったら、ベトナムでも採れているはずと、色々調べたら、やっぱり!作られていたんですね。その頃まだベトナム産カカオは注目されていなかったのですが、ついに念願のカカオ農園に入り、製造過程を見る事が出来ました!

 チョコレート自分史を振り返ると、12、3年の間に、初めはカカオ
の産地というよりパリのパトリックロジェのようなショコラトリー、美しく陳列されたボンボンショコラに衝撃だったわけですが→だんだんカカオ豆の事が気になり始め→ついにはカカオの産地へと遡って行くことに。

 
念願叶ってたどり着いたカカオ農園は、鬱蒼としていますが、中はしっとりしていて、母親の胎内のような静かで平和な所でした。
 時々樹木の幹の所から、ニョキッとカカオが生えていて、何とも可愛らしいというか、お茶目な感じの素敵な色のカカオポッドが顔を出しています。やっと出会えた感動を覚えています。

  今回のサロン・
ドゥ・ショコラで惹かれるのは、やっぱりビーンズに近いところ。
中でもいつもカカオポッドを陳列して、機械まで持ち込んで製造過程を説明するなど、すごい頑張っていると思うのが、
日本の「meiji」のコーナーです。
今回は珍しい白カカオから作るチョコのワークショップを楽しんでしまいました!


カカオの実は白いワタのようなフワフワのベッドに包まれています。



バナナの葉っぱを被せて発酵させる。






1ヶ月近く干して、このような感じのカカオ豆が出来上がった!















赤道直下のメキシコ産ホワイトカカオが、遠路はるばる口に入る所まで来たっ!





こうして書いていたら、またもう1回サロンドゥショコラに行きたくなりました♫







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