処感

日々、想うままに綴る言の葉の置き場
My dear Life!

*キース・ジャレットの「ケルン・コンサート」を聴きながら…。

2005-06-28 21:32:45 | 音楽
淀みなく続く即興演奏の最高傑作
キースの「ケルンコンサート」は、何度聴いても
魂を揺さぶられるほどの感動を与えてくれる。

ピアノとキースとのダイアログ、他に誰も入れない。
宇宙に浮かんだピアノとキースが見えてきそうでもある。

言葉は実は神だったと知っていただろうか?
(聖書の最初に書いてあるので、気になる方は確かめて(笑)

日本では言霊として尊んできている。

しかし、音はどうなのだろうか。
私は音もまた神だと想いたい。
それも世界通用する最高の「言葉」になる神だと信じられる。

穢れなき想いや、切ない気持ち、悲しみそして励まし
祈り…。怒り、憎しみさえも伝える事が可能なのだ。

キースの「ケルンコンサート」の印象は精神の豊饒
そして表現力の勝利、即興ピアノ演奏の模範…。
キースの遊び心と挑戦、などなど、聴くつど色々と
違った色あいを帯びている不思議な一枚でもある。

この曲を起こした楽譜を私は持っている(笑 
時々このCDと一緒に弾いてみる…。キースと一緒に
好きな箇所だけそっとなぞってみる。右手だけで…。
…どういう時にするかというと、ちょっと疲れた時
そしてちょっと自分を励ましたい時。

今はただ聴いていたい。連なる音の海の中に全身委ねて
まどろみながら音を愛でていたい。そんな心境。

今朝、配信した私のメルマガの感想がお隣の国
韓国から届いていた。ずっと読んでいて下さっているとの事で
正直申してかなり驚き、そして感激した。
小さな発信ではあるがもう5年は継続しているマガジン。
誰かが何処かで読んでいてくださるのだと実感すると
責任と共にまた勇気が沸いても来る。

継続していてよかったと思える手応えなのである。

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