今日ご案内するのは、熊本県立八代農業高等学校泉分校グリーンライフ科の皆さんにお世話になったクラフト教室です。
泉分校のグリーンライフ科は、『森で学ぶ、森に学ぶ。』を基本コンセプトに、日本で初めて開設された学科で、体験を重視した様々なカリキュラムを実践しておられます。
泉八小では、同じ泉地域にある学校として、毎年、カヌー教室などを開催していただいています。
今年も当初はカヌー教室を計画したのですが、天候の都合もあって、急遽体育館で「クラフト教室」を実施していただきました。
取り組んだのは、田畑や森林を荒らすシカやイノシシの皮を利用した「パスケースづくり」です。
まずはご挨拶!
今回お世話になった5名の高校生の皆さんです。
材料はこちら・・・
鹿革を美しく染色したものだと思います。(確認するのを忘れていました・・・)
鹿革特有のにおいもほとんど感じませんでした。
どんな組み合わせにしようかな?
好きな色を組み合わせ、世界に一つだけのパスケースを作ります!
高校生が一人一人について、丁寧に作り方を指導してくれました!
1年生のゆ〇〇さんは少し緊張気味かな!
3年生の夏〇さんはじっくり考えてから行動するタイプ?
4年生のり〇さんも真剣!
6年生の美〇さんはなかなかのセンス!
まずは皮を張り合わせ・・・
周囲に専用の金具(パンチ?)で穴をあけ・・・
力加減がなかなか難しくて・・・
丈夫なひもで縫い合わせたら・・・
完成です‼
最後はやっぱり記念撮影!
ちょっと表情が硬いぞ~
「イノシシ・V」サインでもう一枚!
楽しいクラフト教室でした!
樅木に限らず中山間部では、シカやイノシシの獣害が大変深刻です。
彼らも自然の中で必死に生き抜こうとしているだけなのでしょうが、下草が減り、土がむき出しになった斜面は土砂災害の危険も増すのではないかと思います。
シカやイノシシの皮の利用などをとおして、様々なことに興味を持ち、山里の次世代を担う子供たちが何か考えてくれる機会になればうれしいです!
作業に取り組む子供たちの瞳の輝きに、希望があるのかもしれません・・・