流浪オヤジの探検日記

KOBEを拠点に各種イベントや名所・旧跡を見て歩き、紹介していきます。

KDDI パラボラ館

2015-05-02 | 博物館・資料館等
今日(5/2)は、山口市仁保中郷に所在する「KDDI パラボラ館」へ行ってきました。


同館は、KDDI山口衛星通信センターの敷地内にあります。


同センターは、大手通信会社KDDI唯一の衛星通信施設です。
また、日本最大の衛星通信施設でもあるそうです。


「KDDIパラボラ館」
昭和57年12月、衛星通信の様子を紹介する見学施設として開館されました。


「アリアンロケット」


アリアンロケットは、欧州宇宙機関(ESA)が開発した人工衛星打ち上げ用ロケットです。


「パラボラアンテナ」(模型)


館内は、国際通信の仕組みを紹介しています。
通信信号が相手の国に届くまでの道筋を見ることができます。


「インマルサットAシステム用アンテナ」(実物)
静止衛星を経由して、音声通話、ファックス、メール、インターネット、パケット通信など様々な衛星通信
サービスを提供しています。


「インマルサットBGAN」
インマルサット衛星を通じて、電話やインターネットの利用を可能としています。
主に自然災害の被災地や通信インフラの無い地域で利用されています。


「インマルサットM船舶地球局設備」(実物)


「海底ケーブルのサンプル」
水深の浅い海底では魚網や船の錨などからケーブルを守るため鉄線などで補強されたケーブルが使われ、
水深が1,000メートル以上の海底では外装の無いケーブルが使われています。


「海底ケーブル通信のしくみ」
海でむすぶ海底ケーブル通信は光ファイバーケーブルの導入などにより、飛躍的に伝送能力が向上し、
高速で高品質な通信を可能としています。
現在、国際電話やインターネットの99%以上が光海底ケーブルを経由しているとの事。


「海底ケーブル中継器」
海底に約50~100キロ間隔で設置されています。


海底ケーブル敷設・修理船「KDDIオーシャンリンク」(縮尺1/100)
一度に4,500キロ(日米間の約半分の距離)の光ケーブルを積載することが可能。


ケーブルが故障した場合、海中からケーブルを引き揚げ、船内で修復作業を行います。
全長:133.5メートル、全幅:19.6メートル、総トン数:9,600トン


「au体験コーナー」
KDDIですから必然的な一角ですね。(o´・∀・`o)ニコッ♪


「いこいの広場」
屋外の敷地内では、国際通信用の衛星インテルサット・インマルサットとの交信用のパラボラアンテナが
多数並んでいます。


パラボラとは、『放物線』のことです。
「パラボラアンテナ」は宇宙に浮かぶ通信衛星に向けて強力な電波を送り出しだり、通信衛星から届く
微弱な電波を受け止められれるように大きな開口面積を持ち、“おわん”の形をしています。


「フィールドホーン&ブルーギア」
直径27.5メートルのアンテナ(1986年撤去)の部品


「NHKワールドTV用パラボラアンテナ」(受信用)


「太陽光発電システム」
本システムは、最高出力33キロワットの太陽電池です。


「電波望遠鏡(国立天文台に寄贈)」(直径32メートル)左側:NAO(国立天文台)
中国地方唯一の電波望遠鏡として地元の山口大学との共同により宇宙電波観測に用いられています。


インテルサットは欧州・インド洋向け、米州向けの2方向の国際通信として、インマルサットは船舶通信を
主目的とする移動体通信・インターネットを目的として利用されています。


敷地内には、大小合わせて23基のパラボラアンテナがありました。
目の前にある巨大なパラボラ群は、一見の価値有りです。

衛星通信が、地球上のあらゆる場所とコミュニケーションが図れるものであり、
私たちの生活になくてはならないものであることを改めて認識できました。
ありがとうございました。 <(_ _)>

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