流浪オヤジの探検日記

KOBEを拠点に各種イベントや名所・旧跡を見て歩き、紹介していきます。

2013 海保フェア in 立川

2013-10-20 | 海上保安庁
10月19日(土曜日)、海上保安庁・海上保安試験研究センター(立川市)にて「2013海保フェアin立川」が催しされました。
同センターは、海上保安庁における鑑定・研究業務を実施する専門的機関です。


ヘリコプター搭載型巡視船PLH09「りゅうきゅう」(模型・縮尺1/50)


同船は平成12年3月31日就役、第十一管区海上保安部に配属され、南西諸島海域等における領海警備等に対応しています。


○3D海底地形図の紹介


○デジタルデータ解析の紹介
偽変造防止技術の体験やデジタルデータ解析を紹介していました。


・ハードディスクコピー装置
パソコンからのデータを抽出・復元し、隠されたデータを可視化します。


○ミクロの世界の紹介
船舶塗膜片の鑑定方法を紹介していました。
小さな塗料片から当該船舶を特定するそうです。


○薬物標本
麻薬や覚せい剤などを紹介しています。


○垂直循環型海流水槽(2インペラ方式)


・350トン型巡視船模型(縮尺1/18)
高速船型の速力が横揺れに及ぼす影響を解明するために使われた船舶模型


・ダリウス水車
潮流発電に使われる装置です。


・潮流発電装置


潮流で発電した電気により電球を点灯します。


潮流により回転しているダリウス水車


○今と昔の灯台機器紹介


・LB型回転灯器(90cm)
広尾灯台(北海道)にて、昭和34年3月から昭和13年3月まで使用されました。


・LB型回転灯器(90cm)
200W程度のモーターを原動力として、減速装置、スリップ式安全装置を介し、ボールベアリングにより支えられたレンズドラムを駆動する構造になっています。


・加工炉(奥側):レンズ素材を三角形に形成する装置
・除冷炉(手前):加工されたレンズ素材が割れないように徐々に冷やす装置


熱処理などされた「灯台用レンズ」です。


・三等小型レンズ(協和光器・昭和26年12月製)
稲穂岬灯台(北海道奥尻島)にて、昭和27年8月から平成7年3月まで使用されました。


・四等レンズ(協和光器・昭和25年製)
陸中尾崎灯台(岩手県釜石市)にて、昭和27年1月から平成8年11月まで使用されました。


・研磨装置


・大型レンズ研磨機
回転研磨機により表面に凹凸の無い、精密なレンズになります。


・出雲日御碕灯台(島根県出雲市大社町)(模型)
世界灯台100選や日本の灯台50選に選ばれた日本を代表する灯台であり、全国に5箇所しかない最大の第1等レンズを使用している第1等灯台です。


・水銀槽式回転機械
フランスで発明され、明治30年4月に経ヶ岬灯台用(1等)として、日本に初めて輸入されました。


・ガス式灯器


・水の子島灯台(大分県)(模型・縮尺1/22)
豊後水道の中央に位置する無人島“水ノ子島”に位置する石造の灯台として、昭和61年まで灯台守(海上保安庁職員)が常駐していました。
映画『喜びも悲しみも幾歳月』のロケが行われた地として知られています。


・フリッカ灯火
LED灯器を活用した“フリッカ灯火”を研究しているそうです。


・四等閃光レンズ
航路標識に使用しているレンズには、レンズの焦点距離の長さにより、一番大きい一等から順に六等まであり、それよりも小さいものを無等と呼んでいるとのこと。


海上保安庁マスコットキャラクター「うみまる」
“冬制服”バージョンですね。(^_^)

当地において、巡視船や航空機はありませんでしたが、現場で働く海上保安官の活動を支える部署を知ることが出来ました。
海上保安試験研究センターの職員皆様、ありがとうございました。
<(_ _)>

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