昨年我が家の次男が二十歳になり、今年1月にいわゆる成人式(今年は二十歳の集いという式)に出席しました。
その後、二十歳のお祝いということで彼と同い年の2002年ヴィンテージ(我が家の倉庫の中で段ボール熟成)のワインで乾杯しました。
2002年ヴィンテージのワインはたくさん買い集めたつもりでしたが、二十歳のお祝いに残っていたのは3本だけでした。
というわけで、3日間に分けて乾杯です。
まず、スペインのホアン・ダングエラのエル・ブガデ2002です。
さすがスーパースパニッシュワイン! 20年熟成したとは思えないくらい健全な状態でした。
ただ息子には一言「マズっ」と言われましたが…。
そして数日後、今度はフランスのサン・シニアンにあるクロ・バガテルのジュ・ム・スヴィアン2002です。
こちらも段ボール熟成とは思えない完ぺきな状態で、キャップシールではなく蝋封の偉大さを感じさせてくれました。
20年前のワインとは思えないほどフレッシュな味わいでいわゆる枯れた感じが全くありませんでした。
最後は一番期待していたフランスのアルザス地方の白ワイン、アルベール・マンのリースリング・グラン・クリュ「シュロスベルク」2002マグナムです。
やはり白の段ボール熟成は難しかったようで、何度か噴いた跡がありキャップシールや瓶が汚れていました。
色もかなり黄色が濃くなっていて、かなり熟成が進んでいるのがわかります。
それでもマグナム瓶なので期待したのですが、やはりダメージはあるようで本来の味いではないようです。
ただ健全ではあるので、私は美味しくいただきましたが、息子は「ま~、まずいけど飲める」でした。
やはり美味しいワインは、味の分かる人と飲む方がいいですね。
(N.R)