コメント
 
 
 
 (Kawanishi)
2009-12-18 12:27:17
そうなんですよね。何が本当にいいことなのか。人によって違う面があって、倫理面とか人道的にとかいろんなことが言われるけど、そのことで助かるだろう人が助からなくなったり、助からなかった人が助かるようになったり、どっちも助かる人がわかればいいんだろうけどなあ。助かる人は助かる方で行けばいいみたいな、考え方もできるのかなあ。いろんな考え方があると本当に難しくなって、進まなくなるのは困りますよね。。。
 
 
 
肝臓癌に対する移植医療 (ひさ)
2009-12-18 14:57:01
かんぞうさん、こんにちは。

私の場合は、いろいろな条件が重なって、移植医療により、今生きています。

この1年に、見たり・聞いたり・体験したり出来たことは、死ぬまで忘れられない幸せな記憶となります。

入院していた時に、中国の有名な病院のかなり実力のある先生が、生体肝移植の勉強に留学されていて、紹介されたことがありました。

中国内でも、死刑囚からの肝移植は倫理的に問題となってきているようで、生体肝移植の需要が増えているため、技術を学ばれているようでした。

まして、海外からの移植に関しては、もっと厳しくなってくるのだと思います。

肝臓癌では、再発の問題もあり、京大の報告のように、適応拡大の動きもありますが、世界的には、脳死患者さんからの、移植が増えない限り、親族からの移植しか道が無くなってくるのだと思います。

命の予告を受けた人間は、まず生き延びたいと思うのが本能です。

明日死ぬ運命になっていても、分からないから、幸せに生きられるのだと思います

未来に、希望のある人に生き延びる機会が、増えることを祈っています。

 
 
 
先生、悩みは尽きません。 (かんぞう)
2009-12-18 23:43:45
移植って、なんだかとても難しいですよね。

Aさんの場合に限って言えば、病院や医師の言い分もよく理解出来るのです。
詳しいことは言えませんが、Aさん自身も納得できていたような気もします。

倫理感の問題は移植に関わらず、色んな状況で出てくるのでしょうけど、やっぱり・・・難しいですよね。


Kawanishi先生だったらどうしていたかな、と少しだけ考えてしまいました。
 
 
 
考え過ぎなのかな (かんぞう)
2009-12-18 23:54:51
ひささん、あの手術以降、常に頭から離れないことがあります。

ドナーである姉に体調の異変があったらどうしよう、とか、姉が万が一重篤な病気になったらどうしよう、とか、挙句には、自分は不必要に満たされた生活をしては駄目だ、とか・・・

色々考えちゃうんですね。


色んなことを考えてみても、助かる可能性がある限り、どんな人でもとことん挑戦して欲しいし、そこが人によっては非難されるのは辛いですよね。

やり方、の問題なんですよね、きっと。

脳死も生体も、倫理観だけを振りかざされると、移植医療自体が全否定されることになりますから。

出来るなら、助かる可能性がある人は全員が救われる画期的な「何か」が生まれることを願っているのですが。
 
 
 
Unknown (junseok)
2009-12-19 21:42:14
こんにちは。

もどかしいですよね。

「1つの方法が増えれば助かる命はひとつある」

「1日早ければ助かる助かる命はひとつある」

これは当事者と周囲の人間にしかわからないもどかしさであり、そのひとつの遠さは文章では計り知れないものがあると思います。

他に窓口が広がる方法があれば、
それが早く施行されるに越したことはありません。

話は中国ですが、中国衛生省(日本の厚生省)の発表によると06年の中国のB型肝炎キャリアは人口の7%強と言われています。13億人の7%なので約「億」のレベルになります。

また中国では一人っ子政策や人身売買目的に
戸籍を与えられなかった子供が多数いるので、
その数はまだ多いと思います。

以前友人から中国人ジャーナリストの書いた中国医療の問題に対する記事の翻訳を頼まれたことがあり、
その中で「B型肝炎」の話がありました。

中国では経済改革以後、拝金主義の病院が増え、
それを批判するものだったのですが、
ある男性がバスから川に投身自殺を図ったものでした。理由はB型肝炎の治療に法外な医療費を請求され、負担しきれないことによるものでした。

僕も中国留学中にこの「拝金主義」の被害にあって右足を失うかも知れない危機があったので、また嫌な現実だな…と思い起こしてしまいました。

彼も適切な治療費が請求されていれば、
助かった命を自ら投げ捨てる事もしなかったのです。

命が助かるには可能性とアフターケアの拡大と安定性を願わすにいられません。
 
 
 
仕分け (かんぞう)
2009-12-20 15:10:05
junseokさん、こんにちは。

そもそも中国の病院の「拝金主義」と、渡航移植は密接に関係があったんですよね。

多分、ほぼ百パーセントの人にとって一番大事なのが命なんでしょうけど、その命を巡って繰り広げられる様々な事が世の中の全てのような気もします。

少なくとも医療に関しては世界的な不公平感は出来るだけ排除して欲しいですし、命だけは仕分けされるものではありません。

移植、が生んだ色んな弊害には複雑な思いがありますが、移植によって生きさせて貰っている身としては、大きな可能性を萎ませることなくあらゆる道を探っていって、助かる可能性のある命が一人残らず助かるような、そんな道が出来る事を願います。
 
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。