新幹線で東京方面に向かうと名取付近を通過する際、山の頂上付近に、朱色の社らしき建物が見えます。それがここ「熊野那智神社」です。「熊野本宮大社」、「熊野速玉大社」と合わせて名取熊野三社です。三社を合祀しないで、紀伊熊野三山と同様に、地理的に方角的に勧進しているのは名取だけだそうです。こちらの神社の一押しは、なんといってもこの神門(見晴らし台)からの景色です。
名取平野、太平洋が一望できます。
麓から続く参道の入り口でもあります。
訪れた日は、雲一つない晴天で、清々しい気分に浸ります。
拝殿にもきっちりお参りしました。
右サイドから見晴らし台、拝殿、本殿の構成です。
駐車場から入ると眼下に名取平野が広がり、やはり最初に見晴らし台に向かってしまいます。
しかし道沿いに思わぬ大木がそびえ立っています。
周辺では一番の巨木ということで「山一」と呼ばれているそうです。たしかに立派な木です。
神社の前には、ほかにも巨木が・・。
神社内の案内図によると、左手奥に、滝もあるようなので、機会を見て行ってみます。
熊野那智神社のHPは、 kumanonati.com
しかし同行者によると、もっと見晴らしがいいところがあるというので、
車で10分ほど、ゆりが丘に移動しました。
それが、ここ、「海の見える丘公園」です。
※別日に撮影。
目の前が芝生広場と遊具があり、家族ずれには最高でしょう。左手の並木道を進みますと、
仙台市内南部と名取市を一望できます。
大年寺のテレビ塔が見えます。
南部道路、仙台湾にそそぐ名取川の流れが見て取れます。
公園が開設された当初は、左手に太白山も眺望できたようですが、
数十年経って、木々が成長し、景色を一部遮っているのは、止むを得ませんね。
駐車場も整備されており、15台ほど停められます。
激動の2023年も残り2週間あまり、初日の出をどこで拝もうかと思案されている方もいるかと。
熊野那智神社には、第三駐車場まで整備されていますし、海の見える丘公園には、15台ほど駐車できますが、元旦は近隣の方で大変混み合うことでしょうから、時間的に余裕を見て参拝してほしいものです。名取市西部の山沿いの県道はよく利用しますが、知らないところがまだまだありそうですので、引き続き”街探”します。