Julianが、気に入ったからと ずっと着ていて、
洗濯に出さない パジャマを 没収しようと、
洗濯物を 干しに行ったついでで、部屋へ捜索に入ろうとして。
ふと見ると、ドアを 入った所の テーブルに、
放り投げてある コスモスの服を 発見。
下へ持って下りただけで着なかったのを、
リビングの椅子の背に何日も掛けたままにしてるから、
前の晩だかに言って、当然 片付けたと思っていたやつ。
片付けるどころか、場所を 移動しただけ。
\(#`Д´#)ノ
Julianの服も、部屋の あちこち、階段の踊り場に放ってある。
本当に、何が どうすると、こういう風に育つのか (泣)
洗濯機を 回すことから始まり、膝の上に洗濯物を のせ、
服を 湿らせながら後ろ向きに座って階段を 上がり、
乾いているのに誰も片付けようとしない服を、
ハンガーや スタンドから外してたたみ、次の洗濯物を 干す。
移動すら大変な状態で、更に立ったり座ったり。
やっとのことで終わって、リビングへ戻る辺りから様子が変。
何を 見るのも段々と辛くなって来て、食後 ネットで調べ、
珍しく、すぐ詳細が分かったので、諦めて横になった。
1時間くらい寝て目が覚めると綺麗に改善していて ホッ=3
以下、書き残しておく。
【症状】
視界に鋸状の ギザギザした光が現れ、
時間と共に光が段々と大きく拡大していく。
自分では気付かなかったけど、言われてみれば、まさにその通り。
10~ 30分ほど続く パターンが多いが、
数分から、長い場合で 1時間ほど続き、
やがて ギザギザの光は見えなくなる。
頻度は、数年に一度から毎日起こるまで様々。
芥川龍之介の小説「歯車」にも登場するらしく、
一般的には下記の図のような症状として表現されるが、
見えている光の形状や光の色、光っている部分の見え方 (視力)、
症状の継続時間、出現頻度には個人差があるらしい。
問診時に よく使われる表現で言うと、
鋸状の ギザギザした光や半円状の光・光の線や、
白や茶色、緑、ピカピカ・キラキラ光っている、
全く見えなくなる、光っている部分が見えにくくなる、
うっすら見えている、等が ある。
私の場合は、黄色や緑、赤が縁の部分に見えた気がする。
頭痛の前兆現象 (オーラ、migraine with aura) として有名で、
見えなくなった後に頭痛が起こるという パターンが一般的。
ただ、この パターンに はまらず、
閃輝暗点のみ起こって頭痛は無し、
閃輝暗点は無く、頭痛のみ起こる、
という パターンも多く、いずれにしても、
この現象は、元々 頭痛持ちの人に よく見られる。
症状が治まった後で片頭痛が起こることがあり、
ひどい場合には、吐き気や嘔吐を 伴うこともある。
↑ これ、
小さい頃、Julianが度々 襲われた症状そのまんまなんだけど。
【原因】
網膜で感じ取った視覚情報は、最終的に脳で処理しており、
閃輝暗点の大部分は、脳の視覚情報を 処理する部分の血流が、
一時的に低下することで起こると考えられている。
つまり、視覚の異常現象で、眼球の異常ではなく脳の異常。
基本的には両目に見え、右目でも左目でも見える。
片目ずつの見え方を 確認し、片目でしか見えない場合は、
別の病気を 疑う必要がある。
一般的には、一過性の機能的な病気で、
症状が治まると、脳の状態も正常に戻るが、稀に、
脳に器質的変化が生じることで引き起こされる場合もある。
物を 見る中枢がある後頭葉 (大脳の後ろ) に、
血液を 送っている血管が収縮し、引き続き起こる拡張によって、
視覚中枢が刺激される為に生ずると言われている。
血管の拡張は、脳内に セロトニンが増える為であると言われており、
セロトニンが脳内で合成される際の材料になる、
トリプトファン (アミノ酸の一種) を 多く含む食品 、
チーズ、チョコレート、ピーナッツ等や、
血管拡張作用のある一酸化窒素を 発生させる、
亜硝酸塩や、レスベラトロールを 含む食品、
ハム、ソーセージ、ベーコン、赤ワイン等を 多量に摂ると、
誘発される可能性があり、また、ストレスも発症の要因になる。
最近、研究で分かったことは「まぶしい光」、
「デパートの化粧品売り場の照明」や「映画館の スクリーンの光」、
更には「太陽光」によって片頭痛が引き起こされることがある。
片頭痛の発症には「内因性光感受性網膜神経節細胞」
という細胞が深く関わっており、片頭痛も閃輝暗点と同様、
脳の血管の拡張によって起こる為、
強い光が閃輝暗点の原因となっている可能性も考えられる。
【治療】
閃輝暗点に対する治療は、今のところ無く、
出現頻度が少なければ、脳の血流の一時的な低下として考え、
基本的には様子を 見ることになる。
しかし、毎日起こる、頻度が急に増えた、
高年齢になってから初めて出現した、等の場合は、
稀だが、脳に器質的変化が起こっている可能性もあり、
その場合は、神経内科、もしくは脳神経外科で、
精密検査を 受ける方が良い。
ストレスを 避け、トリプトファンの多い食品や、
亜硝酸塩を 含む食品を なるべく摂らないことが大事。
サングラスを 着用すると、
目に入る「太陽光」などの強い光を 抑えることが出来、
室内照明を 白っぽい光 ⇒ 昼光色や昼白色から、
オレンジ系の光 ⇒ 電球色に変更することで、
頭痛の頻度が減少したという調査もある。
閃輝暗点が頻繁に起こる場合は、
予防的に血管拡張剤を 使うこともある。