2016年2月27日、21:00~23:35苗場プリンスホテル・ブリザーディウム。
初めてゴスのライブに行ったのが10年前の2006年。
もう10年!
同じ場所、特別な苗場で、この10年をじっくり味わいなおした、いいライブでした。
ビッグバンドとともに、特別なアレンジで聴いたどの曲も魅力的で、
曲の芯をビリビリと感じるのはもちろん、歌声もビッグバンドの迫力と拮抗していて
贅沢な時間だったなー幸せだったなー。ありがとうを何度でも伝えたい。
■GBB!
ゴージャスなメンバーでした、本当に…皆さんさすがのタフな音色。
バンマス笹路さんの手によるアレンジ、いずれも素晴らしかったー。
意表をつかれたのが「永遠に」でした。
セット全体を眺めたときに何かに似ている…と思ったのは「NHKのど自慢」の配置でした。
全然似ても似つかぬものですが(笑)
■衣装は光沢ある焦げ茶のスリーピース。白シャツスタンドカラーに茶のリボンタイ。
ぐふふ、サカイさんお似合いすぎ。もうちょっと髪短くてもいいのになー、なんて。
光沢なければレミゼの学生っぽいぞ、カフェソングも歌えるぞなどと思いつつ。
北山さんのも作られているといいな。
■立ち位置が垂涎もの
今回のお席は、友人にあやかり5列めの70番台。
やや上手で、サカイさんが目の前だよーーーーー。拝み倒し。
GBB入っていて、ステージ上も広くなく4人の立ち位置はほとんど変わりませんでした。
村黒安酒。
■歓喜のオープニングは、「SING!!!!!」から
ああ、4人てこういうことなんだ、とライブで初めて目の当たりにして
ステージにいない彼の姿を思い描きながら、さびしさともつかない気持ちともに、
それでも各地で歌い続けてきているメンバーにぐっときて、目の奥がいきなり熱くなった。
こういう客席の動揺って、ステージ上からもみえてしまうんだろうな…
それを受け止めるのもまた負担かけちゃう気がする。
■ご挨拶&北山さん近況
北山さんも今回のリハーサルにもきていて、会う機会は増えてきているし、
歌わないとなまってしまうので、一緒に練習もしているとのこと。
別にトレーニングも受けていて、順調に回復しているけれどもう少し
時間をいただければと思います、とてっちゃん。
今ふりかえると、目の前にいなくても、でも彼の存在をいたるところで感じられたライブでした。
■あいうえおなら「あ」!ABCなら「A」!いーろーはー!
「さあ、サカイ何からいこうか」というてっちゃんのフリに、躍り出たよ!(喜)
もちろん世田谷ホーンズの出番はなくも、GBBの総力あげての分厚い音が
とにかくホットでクールでしびれた!
もうもう、こんな序盤から燃え尽きるかってくらいのサカイさんの力の入り方ったら指笛もの。
そして、「5本のマイクロフォン」をそのまま歌ってくれて嬉しかったの。
それを4人で背負って立つ、生き様だ、まさに。
■ビッグバンドで聴くバラード3連発に、撃沈。
総立ちだったところを席に座って、「SING!!!!!」や「いろは2010」のアップテンポとは
少し趣向を変えて、ゆったりした曲を、と。
メロディアスなイントロで「永遠に」だとすぐに気づかなかった。
大好きな、アンプラグドバージョン。
ラスト「どんなに遠く離れても いつまでも」からアウトロのところで、いつもぐっときちゃう。
そこにたたみかけられたのが「残照」。
ビッグバンドでこれ聴けたらうれしいな~とずーーーーーっと思っていたの。
きた。きたよ。
固唾をのんで(というかタオル握りしめていた)ただ一人をずっと見上げて、
思う存分聴き惚れました。
「強くなれたと言い聞かせて 弱さの分を涙にする」
大好きなフレーズ、でもぴりっと胸の痛む、強くありたいと願うそのことばを
歌うときに、マイクをもっていない右手をぐっと握りしめたサカイさん。
やー、もうてっちゃんも黒ぽんも、絶唱、大熱唱でした。
はっと気づけば、ヤスは笑みをたたえつつ目を閉じて音を浴びているようでした。
熱い、胸熱だよ!と心の中で大号泣…と拍手喝采ののち、流れ込んできたイントロに「!」
ひえええ、「街角-on the corner-」じゃないか!
呆然。こんなに好きな曲ばかりって死んじゃうんじゃないかい。
なんだ、この万馬券クラスの三連は!とひゃあひゃあする。
北山さんのパートをカバーしてしっとり歌い継ぐ4人に、いろんなことを思いながら
聴いていました。
いちいちセンチになるなよ、ってところかもしれませんが、不在を4人で補いあい
チームとして形にする・仕事する、その過程と、それを見守る北山さんに
どうしても思いを馳せてしまう。
ひたひたとしみいる、背中押し(と私は呼んでいる。「思い出は優しく背中~」のところ)
年が明けて初めてのライブの場でこれを聴けた以上は、私も、と前進意欲がわいたのでした。
■幅広さが魅力のカバーコーナー
音楽の歴史のなかに身を置く、その一員であることを意識しながらの選曲は
ゴスペラーズならではのものばかり。
昭和の早い時期に、こんなお洒落で軽やかな曲があったんだ、と胸はずむ
「Tiger Rag」日本語バージョン。
ここのMCで、てっちゃんが「猫騒動」からの昭和アカペラ史を紐解いていくとき
サカイさんが「Wo~w(ワーァオ)」と合いの手入れたもので、てっちゃんが
「ワァオって言葉が好きなんだよね」発言。しかも軽めの二枚目ささやき声で。
しっかし本当にこの超絶技巧曲歌いながら、おどけた手振りや足取りでよくできるなー、
サカイさんの白目むいた顔、こわいなー…と思いつつ聴いていました。
そしてつかまえられる虎(のかぶりものをしたマネジャー氏2名)がステージ上に。
それぞれ一言、と問われて「ワァーオ」と「ニャーオ」と鳴いて?はけました。
リクエストの「ウィスキーが、お好きでしょ」を淡々と言い残して(笑)
ジャジーなウィスキー、安定感あり。スナップはGBBのみなさんも。
オリジナルカクテルのチラシをみたときから、歌うんだろうなと思っていた
「Isn't She Lovely」、昔のCMのすりこみで、目の前に晴れた空が広がるわ。
歌う姿も笑顔で、幸せ気分。
■GBBに代わり登場の妹尾さん
苗場といえば、の妹尾さん。
いままで一度もピアノコンサートの抽選にあたったことがないのですが
今年に至っては、抽選券を入れにいくのすら忘れていたという。
開演前のコンサートには今まで顔を出したことがなかったというてっちゃん。
今年は初めて、ちょこっと行かれていたそうです。
恒例の、3音選ぶと、その場で妹尾さんが即興曲をプレゼントしてくれるコーナー、
最初のおひとりはキタマニさんだったそう。
(てっちゃん帰ったあとのおふたりはテツマニさんだったそうで)
ロマンチックな感じで、とのリクエストにすかさずヤスが「マロンチックなやつね!」と
得意げにかぶせておりました。
栗しか思いうかばなくなるわ、目の前まさに栗色の4人がいるしさ。
その妹尾さんが弾いてくれたマロンチックな曲がとても素敵だったという話から
もう一度あの曲弾いてみてよ、とリクエスト。
メンバーもあの一回だけじゃもったいない!という曲これまでにたくさんあるよねー!と
大興奮しておりました。
妹尾さんがピアノで奏ではじめると、てっちゃんが傍らで
「星空を見上げると~涙が出てくる~」みたいな感じで歌詞を思いつくままに
適当に(笑)ファルセットで歌いはじめ、
「だって~ぼくは陽一~」で客席大爆笑。
メンバーは一度はけてラフマニノフのコンチェルトを聴かせてくれました。
「星屑の街」を妹尾さんのピアノとともに、いつものようにふくよかに「大丈夫」と
歌いあげたあとのMCでは、北山さんが倒れて、メンバーもとまどってミーティングを
重ねていたなか、妹尾さんが「自分にできることはなんでも言ってくれ」と
申し出てくれたことをてっちゃんが明かしてくれました。
教会での妹尾さんのクリスマスコンサートでは、北山さんのパートを妹尾さんが
歌ってくれたり、仲間、同志として支えてくれたことへの感謝を聞いてじんわり。
私が想像できる以上に、4人の衝撃や不安や困惑や決意や…そういう色々が
あったのだろうと、それでも悲壮感なくステージに立つ覚悟はかっこいい。
気を張りつめているんだろうな、今も…とは思うけど、ステージおりたら
きちんと緩めていてほしい、と願いながら4人の顔をみていました。
妹尾さんといえば…とそこはかとなく期待していた「reborn」。
宇宙初演は、5人そろったときにね。
初めてゴスのライブに行ったのが10年前の2006年。
もう10年!
同じ場所、特別な苗場で、この10年をじっくり味わいなおした、いいライブでした。
ビッグバンドとともに、特別なアレンジで聴いたどの曲も魅力的で、
曲の芯をビリビリと感じるのはもちろん、歌声もビッグバンドの迫力と拮抗していて
贅沢な時間だったなー幸せだったなー。ありがとうを何度でも伝えたい。
■GBB!
ゴージャスなメンバーでした、本当に…皆さんさすがのタフな音色。
バンマス笹路さんの手によるアレンジ、いずれも素晴らしかったー。
意表をつかれたのが「永遠に」でした。
セット全体を眺めたときに何かに似ている…と思ったのは「NHKのど自慢」の配置でした。
全然似ても似つかぬものですが(笑)
■衣装は光沢ある焦げ茶のスリーピース。白シャツスタンドカラーに茶のリボンタイ。
ぐふふ、サカイさんお似合いすぎ。もうちょっと髪短くてもいいのになー、なんて。
光沢なければレミゼの学生っぽいぞ、カフェソングも歌えるぞなどと思いつつ。
北山さんのも作られているといいな。
■立ち位置が垂涎もの
今回のお席は、友人にあやかり5列めの70番台。
やや上手で、サカイさんが目の前だよーーーーー。拝み倒し。
GBB入っていて、ステージ上も広くなく4人の立ち位置はほとんど変わりませんでした。
村黒安酒。
■歓喜のオープニングは、「SING!!!!!」から
ああ、4人てこういうことなんだ、とライブで初めて目の当たりにして
ステージにいない彼の姿を思い描きながら、さびしさともつかない気持ちともに、
それでも各地で歌い続けてきているメンバーにぐっときて、目の奥がいきなり熱くなった。
こういう客席の動揺って、ステージ上からもみえてしまうんだろうな…
それを受け止めるのもまた負担かけちゃう気がする。
■ご挨拶&北山さん近況
北山さんも今回のリハーサルにもきていて、会う機会は増えてきているし、
歌わないとなまってしまうので、一緒に練習もしているとのこと。
別にトレーニングも受けていて、順調に回復しているけれどもう少し
時間をいただければと思います、とてっちゃん。
今ふりかえると、目の前にいなくても、でも彼の存在をいたるところで感じられたライブでした。
■あいうえおなら「あ」!ABCなら「A」!いーろーはー!
「さあ、サカイ何からいこうか」というてっちゃんのフリに、躍り出たよ!(喜)
もちろん世田谷ホーンズの出番はなくも、GBBの総力あげての分厚い音が
とにかくホットでクールでしびれた!
もうもう、こんな序盤から燃え尽きるかってくらいのサカイさんの力の入り方ったら指笛もの。
そして、「5本のマイクロフォン」をそのまま歌ってくれて嬉しかったの。
それを4人で背負って立つ、生き様だ、まさに。
■ビッグバンドで聴くバラード3連発に、撃沈。
総立ちだったところを席に座って、「SING!!!!!」や「いろは2010」のアップテンポとは
少し趣向を変えて、ゆったりした曲を、と。
メロディアスなイントロで「永遠に」だとすぐに気づかなかった。
大好きな、アンプラグドバージョン。
ラスト「どんなに遠く離れても いつまでも」からアウトロのところで、いつもぐっときちゃう。
そこにたたみかけられたのが「残照」。
ビッグバンドでこれ聴けたらうれしいな~とずーーーーーっと思っていたの。
きた。きたよ。
固唾をのんで(というかタオル握りしめていた)ただ一人をずっと見上げて、
思う存分聴き惚れました。
「強くなれたと言い聞かせて 弱さの分を涙にする」
大好きなフレーズ、でもぴりっと胸の痛む、強くありたいと願うそのことばを
歌うときに、マイクをもっていない右手をぐっと握りしめたサカイさん。
やー、もうてっちゃんも黒ぽんも、絶唱、大熱唱でした。
はっと気づけば、ヤスは笑みをたたえつつ目を閉じて音を浴びているようでした。
熱い、胸熱だよ!と心の中で大号泣…と拍手喝采ののち、流れ込んできたイントロに「!」
ひえええ、「街角-on the corner-」じゃないか!
呆然。こんなに好きな曲ばかりって死んじゃうんじゃないかい。
なんだ、この万馬券クラスの三連は!とひゃあひゃあする。
北山さんのパートをカバーしてしっとり歌い継ぐ4人に、いろんなことを思いながら
聴いていました。
いちいちセンチになるなよ、ってところかもしれませんが、不在を4人で補いあい
チームとして形にする・仕事する、その過程と、それを見守る北山さんに
どうしても思いを馳せてしまう。
ひたひたとしみいる、背中押し(と私は呼んでいる。「思い出は優しく背中~」のところ)
年が明けて初めてのライブの場でこれを聴けた以上は、私も、と前進意欲がわいたのでした。
■幅広さが魅力のカバーコーナー
音楽の歴史のなかに身を置く、その一員であることを意識しながらの選曲は
ゴスペラーズならではのものばかり。
昭和の早い時期に、こんなお洒落で軽やかな曲があったんだ、と胸はずむ
「Tiger Rag」日本語バージョン。
ここのMCで、てっちゃんが「猫騒動」からの昭和アカペラ史を紐解いていくとき
サカイさんが「Wo~w(ワーァオ)」と合いの手入れたもので、てっちゃんが
「ワァオって言葉が好きなんだよね」発言。しかも軽めの二枚目ささやき声で。
しっかし本当にこの超絶技巧曲歌いながら、おどけた手振りや足取りでよくできるなー、
サカイさんの白目むいた顔、こわいなー…と思いつつ聴いていました。
そしてつかまえられる虎(のかぶりものをしたマネジャー氏2名)がステージ上に。
それぞれ一言、と問われて「ワァーオ」と「ニャーオ」と鳴いて?はけました。
リクエストの「ウィスキーが、お好きでしょ」を淡々と言い残して(笑)
ジャジーなウィスキー、安定感あり。スナップはGBBのみなさんも。
オリジナルカクテルのチラシをみたときから、歌うんだろうなと思っていた
「Isn't She Lovely」、昔のCMのすりこみで、目の前に晴れた空が広がるわ。
歌う姿も笑顔で、幸せ気分。
■GBBに代わり登場の妹尾さん
苗場といえば、の妹尾さん。
いままで一度もピアノコンサートの抽選にあたったことがないのですが
今年に至っては、抽選券を入れにいくのすら忘れていたという。
開演前のコンサートには今まで顔を出したことがなかったというてっちゃん。
今年は初めて、ちょこっと行かれていたそうです。
恒例の、3音選ぶと、その場で妹尾さんが即興曲をプレゼントしてくれるコーナー、
最初のおひとりはキタマニさんだったそう。
(てっちゃん帰ったあとのおふたりはテツマニさんだったそうで)
ロマンチックな感じで、とのリクエストにすかさずヤスが「マロンチックなやつね!」と
得意げにかぶせておりました。
栗しか思いうかばなくなるわ、目の前まさに栗色の4人がいるしさ。
その妹尾さんが弾いてくれたマロンチックな曲がとても素敵だったという話から
もう一度あの曲弾いてみてよ、とリクエスト。
メンバーもあの一回だけじゃもったいない!という曲これまでにたくさんあるよねー!と
大興奮しておりました。
妹尾さんがピアノで奏ではじめると、てっちゃんが傍らで
「星空を見上げると~涙が出てくる~」みたいな感じで歌詞を思いつくままに
適当に(笑)ファルセットで歌いはじめ、
「だって~ぼくは陽一~」で客席大爆笑。
メンバーは一度はけてラフマニノフのコンチェルトを聴かせてくれました。
「星屑の街」を妹尾さんのピアノとともに、いつものようにふくよかに「大丈夫」と
歌いあげたあとのMCでは、北山さんが倒れて、メンバーもとまどってミーティングを
重ねていたなか、妹尾さんが「自分にできることはなんでも言ってくれ」と
申し出てくれたことをてっちゃんが明かしてくれました。
教会での妹尾さんのクリスマスコンサートでは、北山さんのパートを妹尾さんが
歌ってくれたり、仲間、同志として支えてくれたことへの感謝を聞いてじんわり。
私が想像できる以上に、4人の衝撃や不安や困惑や決意や…そういう色々が
あったのだろうと、それでも悲壮感なくステージに立つ覚悟はかっこいい。
気を張りつめているんだろうな、今も…とは思うけど、ステージおりたら
きちんと緩めていてほしい、と願いながら4人の顔をみていました。
妹尾さんといえば…とそこはかとなく期待していた「reborn」。
宇宙初演は、5人そろったときにね。
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