春秋戦国時代、斉国に晏嬰という名声の高い賢明な宰相がいました。
写真はイメージです。(アルンコ / PIXTA)
春秋戦国時代、斉国に晏嬰(あんえい)という名声の高い賢明な宰相がいました。斉国の君主である景公にはとても可愛がっている娘がおり、晏嬰の有能さを知り、娘を晏嬰に嫁がせようと考えたのです。そこで、景公はわざわざ晏嬰の家を訪れ、二人は胸襟を開いて心行くまで杯を酌み交わしました。
宴席で、景公は晏嬰の妻も忙しく客人をもてなしているところを見かけ、晏嬰に「あの人はそちの奥さんかね」と尋ねます。晏嬰は景公の胸の内が分からず、「そうでございます。私の妻です」とありのままに答えました。すると、景公はため息をついて、「年老いているし、なんと醜いことか。私には若く美しい娘がいる。そちの妻として嫁がせようと思うのだが、いかがなものか」。
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