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機密文書によれば、ロシア軍は中国による侵攻シナリオに対応するための演習を行っていた。写真は2017年9月18日、レニングラード州での軍事演習を双眼鏡で観察するロシアのプーチン大統領(中央)である。(Mikhail Klimentyev/SPUTNIK/AFP)
近年、中露は密接な協力を強化してきたが、漏洩したロシア軍の文書には、ロシアの国家安全保障上層部が中国に対して抱く深い疑念を明らかにしていた。
文書によると、ロシア軍は世界の大国との衝突が初期段階にある時に戦術核兵器を使用する訓練を行っており、それには中国共産党(中共)の侵攻シナリオに対応する演習が含まれている。
英国の『フィナンシャル・タイムズ』がこれらの機密文書を入手し、文書を審査し検証した専門家は、これらの機密文書には、ロシア軍が戦術核兵器を使用する閾値(しきいち)についての記述があり、それはロシアが公に認めているよりも低いと述べている。
これらの機密文書には、2008年から2014年の間に作成された29件のロシアの秘密軍事文書が含まれており、それには兵棋演習のシナリオや海軍将校への訓練プレゼンテーションが含まれ、核兵器の運用原則について議論されている。これらの文書は西側の情報筋によって『フィナンシャル・タイムズ』に提供された。
- 中共の侵攻を想定したシミュレーションを実施したロシア軍
- 漏洩文書が明らかにするロシアの核兵器使用基準
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