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「法律は役に立たない。だから自分で決着をつける」中国農村部で相次ぐ、一家みな殺し事件

2023-05-17 | 時事・ニュース

16歳の息子も含めて一家殺害された村の有力者・劉継傑氏(63歳、右)と、その妻(37歳、左)の写真。(中国のネットより)

 

唐突ではあるが「中華人民共和国」にも法律や憲法はある。しかし、法律を公正に運用して社会を浄化する仕組みが、全くない。

法律の上に「党」が絶対的に存在する。そうした意味において、明らかに奇形的な体制である現在の中国は、極めて不安定かつ不条理な、言わば「累卵上の国家」でもある。

以下の事件は、その危うさが招いた一例であるかもしれない。昨今、中国の農村部では「村長一家が皆殺し」といった、信じ難いような凶悪事件が連続しているのだ。

  • 中国の農村部で、何が起きているのか?

「法律が形骸化し、政権側の道具となった時、次第に人々は自分の方法で問題を解決するようになる。農村から都市へと、法廷が完全なる装飾物に成り下がり、誰も法廷に行かなくなったとき、中国では、新たな社会制度が出来上がる」

これは今月14日にツイートされた文言だ。文中にみられる「新たな社会制度」とは、言うまでもなく民主社会のそれとは真逆の、前近代的な荒々しい方法を指すと考えてよい。端的に言えば「暴力による報復」である。

投稿者はこの文言に、「10日間で3件、村役人一家皆殺し事件が発生。死者16人、重傷者2人」と題された記事を添付した。

添付された記事は、米国を拠点にする著名な中国語ニュースサイト「Creaders.net(万維読者ネット)」13日付のもので、今月に入ってから11日までのわずか10日間ほどで、中国の各地で起きた「村の有力者を狙った、一家みな殺しなどの大量殺人事件」についてまとめた内容となっている。

そのうち3つの事件の概要は、以下の通り......

  • 「法律がないから、自分で決着をつける」
  • 未開廷なのに、なぜ「判決書」が送付された?

【続きはこちら】

 

「法律は役に立たない。だから自分で決着をつける」中国農村部で相次ぐ、一家みな殺し事件

唐突ではあるが「中華人民共和国」にも法律や憲法はある。しかし、法律を公正に運用して社会を浄化する仕組みが、全く […]

 

 


 

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