香菜里屋をしっていますか?と尋ねても
なかなか知っていると言う人はいないでしょうね
では 北森鴻という人を知っていますか?
と尋ねると 「あーー作家の 」と気付く人は
かなりのミステリー好きの人でしょうか
その北森鴻という作家は2010年48歳という若さで
さほど多くの作品を残さず亡くなって
しまったのだから
私は(BAR )(酒)(居酒屋)というキーワードで
時々 いや かなりの頻度で本を探す
そのキーワードに引っかかったのが今回の作品だが
私の思惑とは違う種類の大当たりの小説だった
この北森鴻は 結構な頻度で飲兵衛垂涎の料理
を紹介してはくれるのだが グルメ小説と括ることは出ない
上級のミステリー小説になっている
香菜里屋というのはその北森鴻のミステリーシリーズ
に登場する4種類のビールと美味い多国籍料理を
売り物にしているビアバーの店名だが
本当の売りはマスター工藤哲也の謎解きだろう
私の大好きだった作家 藤原伊織氏も
早くに亡くなられたが北森鴻氏はもっと早くに
逝かれた 若すぎる 無念な事だ
彼等の新しい作品がもう読めないのは本当に残念(合掌)