エバーグリーン (いつまでもあほい)

酒と映画と本を愛し 音楽なら何でも
名前と同じで気(木)が多い

今更だけど
人間到る処青山有り  

光の帝国 常野物語

2017-07-22 06:30:28 | Weblog

右肩に痺れるような寒さを感じて目覚めた
ほぼ裸なうえにクーラーを付けっぱなしで寝ていたのだ
風邪をひくぞと迂闊な自分をなじった
時計を見ると午前2時を回ったところだった
部屋は冷え冷えと心地よい さて本でも読むかと取り出したのは
先年「蜜蜂と遠雷」で直木賞と本屋大賞を受賞した恩田陸作の連作短編集である
この光の帝国 常野物語はそれよりもずっと前の2000年に出された
サブタイトルからも連想されるのだがその一篇一篇が
童話のような優しさと摩訶不思議なイメージに満ちて
柳田邦男の遠野物語をおもいおこさせる
まるで河の淵から河童が登場しそうだ
作者の着想もその辺んにあるのだろうか?

コメント
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